「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
-
シーラじいさん見聞録
2017/01/05
みんなは顔を見合わせた。 「そんなことになれば、ニンゲンとの戦いはさらに激しくなりますね!」リガルが言った。「そのとおりじゃ」 「どうすればいいですか?」 「ま ...
-
シーラじいさん見聞録
2017/01/01
「怪物はなぜ襲ったかわからないのですね?」オリオンは、もう一度聞いた。 「そうだ。オリオン、きみにお願いがある。きみが言うように、世界がそんなことになっているの ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/30
「怪物だ。おまえも気をつけろ。ときどきここに来るから」 「何をしに来るのですか?」 「この奥には、おれたち、つまり、おれやおまえがいる世界のようなものがあるかも ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/29
「ペルセウス、この奥はどうなっている?」ミラが聞いた。 「何回も行こうとしたけど、体がぐるぐる回るようになってしまって前に進めない。それで、ここにいて情報を集め ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/28
「何だ?」 「ニンゲンだ」 「ニンゲン!」オリオンは、もう一度遠くを見た。 「そうか。それで、水に入らないのか」 「たまに泳ぐことがある。でも、楽しくなさそうだ ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/26
2人は両側に別れた。もし何かが突然あらわれても気づかれないようにするためだ。 しばらく行くと、穴は急激に狭くなってきた。ミラがようやく通れるぐらいだ。このままで ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/22
リゲルから細かい注意を聞きながら、みんなは、いよいよ戦いがはじまるのだと思った。 オリオンが話しはじめた。「今気がついたんだが、怪物は、この奥に一族がいると言っ ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/21
「おい、早くしろ!命がほしくないのか!」怪物の声が響いた。オリオンはリゲルを見た。 自分としては、怪物の言うようにしたほうがいいと思ったが、すぐここを出ることも ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/19
「みんなの心配はよくわかる。そして、ペルセウスを早く見つけたいということもね」オリオンは言った。 「そうだな。ぼくらだけで、あの中に入らなければならないから、み ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/12/18
声とともに振動が伝わってきた。かなり近くにいるようだ。2人は身構えながら、あたりを見渡した。 声が聞こえなくなると、漆黒の闇が広がっているだけだ。怪物の在り処の ...