「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/06/13
そのシャチは少し笑顔になって、「もちろん、おれは核兵器を使うことはできないよ。断わる必要もないけどさ」とみんなを見た。「そうじゃなくて、あいつらに、もうすぐ核兵 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/12
「よく助けてくれたな。みんな喜んでいるよ」ミラは声をかけた。 「いや、あいつらも食べるものが少なくなっていらいらしていたのだろう。おれがやめろと止めても執拗に攻 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/11
ペルセウスは、このシャチをリゲルたちの前に連れていくのを一瞬ためらったが、ここでうろうろされては作戦に支障が出る。それに、シャチが話した内容の信憑性は自分だけで ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/10
それによると、まずカモメがグリーンランドの南まで戻り、それらしき集団を見つけたらすぐに報告するというのだ。 しかし、クラーケンを恐れて、仲間と集まって行動するも ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/09
「隊長?」 「そうだ。おれたちみんなが尊敬している隊長だよ」シャチの声が大きくなった。 ミラはどう答えたらいいのかわからなかった。 すると、「えっ、きみらはおれ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/08
「どうするんだ?」ペルセウスが聞いた。 「ぼくがこいつを持ちあげるから、氷の上に乗せてくれないか。そうして、窪みがあるからそこに入れたいんだ」 確かにシャチが十 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/07
リゲルはもう少し注意をしたかったが、カモメがすでに飛びあがったのでそのまま動きだした。シリウスたちは後を追った。しかし、集まっていると、また攻撃されるのは目に見 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/06
「それはありがたい」他の親も思わず叫んだ。 「それでいいな、ミラ?」リゲルはミラの同意を求めた。 「リゲル、ありがとうございます。お世話になったお礼ができるのは ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/05
「きみたちの家族が言うことももっともだ。ニンゲンはいつ絶滅するかもしれないという状況を自ら作っているのだ。 海底のどこかから来たクラーケンもニンゲンを攻撃してい ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/04
リゲルはそれを受け取り、海面に広げた。そして、日頃見せない緊張した顔で読もうとしたが、すぐにはわからないようで、何かつぶやいたり、目をつぶったりしながら読み進め ...