「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/01/16
「了解」2羽のカモメが残り、5羽が、仲間のカモメとペルセウスを探しに飛びたった。 そのとき、ヘリコプターの音が背後から聞こえてきた。だんだん大きくなる。オリオン ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/15
「ぼくもそう思うよ、オリオン。海底のニンゲンは今まで何とか生きのびてきたんだ。 しかも、リゲルは、少し時間がかかるかもしれないが、必ず手紙を渡すと、わざわざ言い ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/14
「はい」ベラは緊張しながら答えた。 「どうして一人でいるんだ?」一人が聞いた。 「パパとママが認めた許婚(いいなずけ)が、どうしても行くと聞かなかったので、毎日 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/13
「できるだけ早く紅海に入らなければならないが、カモメの情報なしに動いて、もしまちがっていたら取り返しがつかない。今後は警戒をくぐりぬけることに全力を尽くそう」 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/12
「シーラじいさん、すぐに行くことにします。リゲルが戻ってくるまで、ここで待っていてくれませんか」オリオンは、シーラじいさんのほうを向いて言った。 シーラじいさん ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/11
「私の主人よ」リーダーが紹介した。 「初めまして。あなたたちのことは、家内から聞いていましたが、わしら男連中は、女が暇つぶしでもしているのだろうとしか思えません ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/10
「えっ、そんなところでニンゲンは生きていけるの!」カモメのリーダーは驚いた。 「ぼくらも、最初信じられませんでした」と答えた。 そして、どうして生きていけるのか ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/09
声のほうを見上げようとすると、目の端に白いものがサッと走った。 カモメだ。4羽いる。オリオンは、あのカモメかと思ったが、どれも少し顔つきがちがうようだ。 オリオ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/07
「しかし、おまえたちにも、ニンゲンが怖がる仲間が揃っているじゃないか」別のシャチが不思議そうに言った。 「えっ、どういうことだ?」 「海で一番大きなもの、一番強 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/01/06
「わしはかまわぬ。息子たちにも言っておく。しかし、あの音は耳障りで、奥にいるものが気づいて出てくるかも知れぬ。 ここに横たわっているセンスイカンも、わしは入れな ...