「 シーラじいさん見聞録 」 一覧

リゲルやオリオン、そして若いシャチが海面で警戒せずに疲れを取れるのはシリウスとペルセウス、そして、カモメのおかげだった。 シャチを襲うものはそうそういないが、今 ...

若いシャチは二人の話を黙って聞いていたが、リゲルは、「明日はいよいよ怪物を助ける。みんながんばってくれ」と声をかけた。 「全力でやります」若いシャチは口々にそう ...

若い者にそそのかされたオリオンは、「そうしたいのは山々だが、今何をすべきか考えているところだ」と慌てて答えた。 「岩を潰すことはできないのですか？」別の若い者も ...

オリオンたちは急いだ。若いシャチにまわりに何か気配を感じたら、すぐに連絡せよと言ってあった。 また、調子が悪いときは無理をせずにすぐにもどるように念を押していた ...

「おまえたちの気持ちは分かった。これからは全員で海底をめざそう」リゲルは４頭の若いシャチに約束した。 「しかし、深海で何かを感じたらすぐに仲間に教えて、みんなで ...

二人は上がることにした。「何もいないな」、「クラーケンにまちがいないと思うが、あの若い者が偶然出会って襲われたのか」、「そうかもしれない」 「しかし、このあたり ...

カモメは驚いて飛びあがったが、みんなが落ちつくのを見て、また下りてきた。そして、テーブルに止まった。 「ごめん、ごめん。みんなシーラじいさんの手紙を待っていたも ...

若いシャチが３頭寄ってきた。「オリオン、海底に行くのですか！」と大きな声で聞いた。 「いや。君たちに迷惑をかけられないので、まずは訓練をしようと思ってね。 リゲ ...

５頭のクジラとオリオンの友だちのイルカはいったん北極海に戻った。 そこで、仲間と打ち合わせをして、大西洋を南下してミラを探すことにした。 シーラじいさんはカモメ ...

「いやいや。おまえがどれだけ苦労しているかはみんなが知っている。おれたちもできることはするから、何でも言ってくれ」 「ありがとうございます。これからもよろしくお ...