芝居ビジネス

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復活ノート

「芝居ビジネス」
学校でのいじめが大きな問題になっています。昔、私の次男と長女も中学校をほとんど行かないようになってしまいましたので、親として他人事ではありません。
二人がいじめにあっていたかどうかはよくわかりませんが、いじめは、被害者の未熟さ、性格的な弱みなどにつけこまれることによって起きるのでしょう。
マスコミなどで、今いじめられている子供に対して、「学校に行くな」、「家出しろ」、「汚い大人の言うことを聞くな」などと声をかけている学識者がいます。
昔なら、いじめても、翌日は一緒に遊ぶ程度だったのに、どうして、こう執拗なことになるのでしょうか。
「子供は社会の鏡」といいます。出口が見えない社会で喘ぐ大人のように、子供も、出口を探しているのかもしれません。
そして、大人と同じように、子供も、弱いものに、自分のうっぷんが向かうのです。
そういう意味では、大人が悪いのですから、厳罰化を進めても、教育的には意味がありません(被害者にも、加害者にも)。
今は、小学校から英語やダンスを教えるようになっていますが(今後、低学年からも教えることを検討するそうです)、多くの疑問が寄せられています。
私は、「人間関係」を教えるべきだと思います。
本来、そういうものは、家庭や地域で自然と学ぶものでしたが、今はそう期待できないでしょう。
人間関係は、一言でいえば、人と人との距離です。それがわからないから、うまく人間関係が結べないのです。しかも、ネット社会ですから、自分の前にいる人間が、自分と同じような生身の人間だとは思えなくなっているのです。
逆に、人間関係が苦手になって、そこから逃げる人間が(大人も子供も)います。
「今まで経験したことのないような」事件の犯人は、そういう理由を上げます。
私も、そういうところがあって、対等の人間関係が結べず、服従するか、させるかという関係しか結べませんでした(心理的な意味ですが)。
「はじめてのおつかい」というテレビ番組があります。初めて買い物をする子供の様子が映しだされるのですが、その奮戦ぶりに、見るほうは笑ったり泣いたりです。つまり、あれですよ。
生きていくことは、知っている人、知らない人と問わず、誰かと接することです。
英会話やダンスだけでは解決しないのです。ホームルームの時間でいいですから、芝居を作って、どんどん知らない人としゃべる練習をさせるのです。
そして、ビジネスとしては、プロの劇団員を交えて、そういうシチュエーションの芝居をするのです。
ネット社会や不況で社会環境が悪くなっていますし、アスペルガー症候群という人間関係がうまく結べない子供が増えています(私が活動している関西のベッドタウンでは、10人に1人が何らかの障害を持っているといわれています。もちろん、無理に病名をつけるということもあるでしょうが)。
誰かと知りあって、結婚や仕事などが続きます。つまり、人生が決まるのです。
性格や病気に負けない子供を作るビジネスはすばらしいです。人生をやりなおそうとする大人も来るはずです。そういう大人もよろしく。