
農業流通ビジネス
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復活ノート
「農業流通ビジネス」
総選挙ということですが、自民党の出来レースに大枚1000億円近くの予算を使うのは「どうかしているぜ」と思います。
民主党などの野党は、原発や集団的自衛権などについては言及するものの、将来の日本の姿を打ちだそうとしないのは、「貧すれば鈍する」そのものです。
政治家というものは、当面の問題を解決するだけでなく、今後進むべき道を明らかするものですが、私利私欲で動く政治家のなんと多いことか(日本だけではありませんが)。
自民党の議員は、ほんとにどこかに紛争があれば、そこで戦争をしてきてもいいと考えているのか知りたいものです。多少中国の影に怯えているとしても、自分の立場を守りたいからではないのかと思ってしまいます。
しかも、総花(そうばな)的に(遊女屋で使われていた言葉だそうですが)、「すべての国民」においしいことを言っても、結局は自分と支援団体のみの利益を図るのです。
政治に無関心はよくないとは思いますが、こういう私利私欲のバリアがあるかぎり、アホクサと思うほうが良識ある態度かもしれません。
それじゃ、自分たちも自分のことを考えましょう。「再生可能エネルギー」という言葉が21世紀の合言葉ですが、「再生可能生活」を考えることこそ、自分の子供や孫にとって必要なことです。
それには、農業を一番大事な仕事と思うことです。それに憧れて、農業に取りくむ若者が増えているそうです。しかし、食べていけないのです。
有機農法をしている人とその団体を知っていますが、「来る人拒まずだけど、最初に、食べていけないよ」と言っているそうです。
畑や田んぼを安く貸して、何でも教えるそうですが、それでもそうらしいです。
大がかりな農業をしている人は、なおさらTPPという黒船の襲来に怯えているということです(バターの不足も、もしTPPが来たら、やっていけないからと廃業する人が増えているからだそうです)。
農業を再生することが、人々に幸福を与え、人口の偏在を解消することができるのです。
別に補助金を出す必要はなく(税制の工夫はいるでしょうが)、その流通を見なおせば、
たとえTPPが来ても、農業を志す若い人は、自然に囲まれた場所で、幸福な生活ができるのです。
「総花的」な議員を集めているかぎり、今後も何もできないでしょう。
それなら、今こそ若い人の農業をサポートする流通ビジネスを開拓するときです。
それぞれ自分の販路をあるでしょうが(買い手に困っている人もいるはずです)、豊作のときは、それをこちらに回してもらって、通販や直売で売るのです。
先日も、ある人から、当地のJAが売っている「にら」はおいしいと聞いているが仕事で行けないと相談されましたので、ついでに買ってあげました。
若い人にはどんどん野菜を作ってもらって、どんどん売る。今こそ頭を使うときです。国家や組織が、「貧すれば鈍する病」にかかっている間に。