
商売の原点
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復活ノート
「商売の原点」
先日、テレビの「笑点」を観ていますと、林家たい平兵が、冒頭の自己紹介で、「先日、居酒屋で、枝豆を注文すると、枝豆が12個出てきました」と笑わしていましたが、そんなことはないとは思いますが、確かに高齢者にとってタブレット注文は、二の足というか、二の手を踏んでしまいます。
私も、一人でどこかの店に行くと、仕方なしに自分でやりますが、子供や孫がいると、孫にさせます。
つけくわえると、一人で行く場合でも、店頭に大きな注文機がある店は、食べたいものがあっても行きません。後ろに待たれることが苦手です。
テーブルに各1台あるタブレットでも、なかなか注文したいものが出てこない場合も食べずにそのまま帰ります。
このことは、以前も書きましたが、宮沢賢治の「注文の多い料理店」の現代版
です(「なんで客にそこまでやらすのか」というわけです)。
さらに言えば、私は、カレーライスで一番有名な店、牛どんでトップの店、親子丼で独走している店は死ぬまで行きません。
最近、タブレット注文方法を辞める店が出てきたことはうれしいことです。私のような思いをしている人が多くなったかもしれませんが、実際は維持費が高くつくのが一番の原因らしいです。
タブレットにしがみつく店は、タブレットの横に、「注文はスタッフを呼んでいただいても結構です」という案内をなぜおけないのか。これだけでも、客のことを考えていると好印象を与えます。
このままでは、AI注文を売りにする店が絶対出てきます。3つ4つのことに答えると、「あなたにお勧めの一品は、主菜はこれこれ、副菜はこれこれ、飲みものはこれこれです。このとおりにご注文をいただきましたら、1000円の割引と500ポイントをおつけします」などと出てくるわけです。
もちろん、「らっしゃい」、「いつもの」、「かしこまりました」と話が進む近所のなじみの店も残ってほしいものです。
食べものの話ばかりになってしまいましたが、人生に必要な商品やサービスは千差万別です。それらのほとんどが思うように売れない危機に陥っています。
材料が高騰しているので、人件費を減らすためにタブレットなどが出てきているのですが、それが足を引っぱることもあるわけです。
タブレットなどを入れる余裕があるなしに関わらず、自分の商品・サービスの原点をもう一度掘り下げてはどうでしょうか。
どうしてこの商売をはじめたかを自問して、金儲けをしたかっただけという答なら、今の商売を辞めるべきですし、人の役に立つためなら、新たな答が見つかるかもしれません。がんばりましょう。