
電動雨戸
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復活ノート
「電動雨戸」
私は、5年前に、「復活」をかけて、今の家を借りました。「ニュータウン」といわれる町です。
今まで大阪の下町にいました。そこには、あやしい人間もいるでしょうが、さびれているとはいえ「商店街」や「立飲み」があり、そして、いつのまにかファミレス、カラオケができ、10分ぐらい歩けば、スーパー、デパートがあります。
ニュータウンは、そういうものを排除している場所ですから、いつも静かで刺激がありません。
まさしく「ベッドタウン」です。そのためか、隣人の老夫婦の家は、1日中雨戸が閉まっています。この光景は異様です(逆に私の好奇心を刺激しますが)。
買いものがあれば、主人が、片道30分ぐらいのところにあるスーパーに自転車で出かけます。
雨戸が、1メートルぐらい開くのは、奥さんが、早朝洗濯ものを干すときだけです。
昼日中真っ暗な家の中はどうなっているのでしょうか(それだったら、自分でやってみたらということでしょうが)
とにかく、衛生面か人間関係か知りませんが、外界を拒絶したいためでしょう。
今年亡くなった父親もそういうところがありました。雨戸は母親が開けていましたが、「老人性欝」のためか、四方の家の住民が嫌いだといって、まったく外に出なくなったのです。
そのため、足腰の筋肉が衰え他ために、入院中のリハビリも効果がありませんした。
「ひきこもり」は、若い者だけではなく老人も増えてきます。
しかし、老人の場合は、雨戸を開け放して、そして、出ていきたくても、体が動かないということがあります。
まず、雨戸を開けて、窓を開ける。すると、日光と風を浴びて、目が覚めて、一日が始まる。
しかし、そうしたいが、足腰が不自由で億劫な人もいるでしょう。それで、真っ暗な中で、一日を過ごすことになりがちです。
そうなれば、季節を感じることもなしに、テレビの守りをする老後になってしまいます。
誰か雨戸をリモコンで開けるものを作ってください。多分あるでしょうが、今あるものに取りつける装置がいります。もちろん、防犯のことも考えてください。
今、介護保険の介護サービスが取りざたされていますが、介護ではなく、老後のビジネスはいくらでもあります。
興味がある人は、ご連絡ください。