「 長編」 一覧
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のほほん丸の冒険
2021/06/10
のほほん丸の冒険 第1章1 どこかの駅に入ると、パパはぼくを抱いて人ごみの中を進んでいった。 しばらく行くと、ぼくを降ろしてから、「ほら、向こうでおまえを見てい ...
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ユキ物語
2021/04/05
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~ 「ほんとにヘンな童話100選」の(214) 「ユキ物語」(1) 美佳が西側の白いカーテンを下した。これは毎日のルーテ ...
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オニロの長い夢
2021/04/04
オニロの長い夢 (1) 遠くで何か聞こえる。鳥が鳴いているのか風が吹いているのか分からない。 それにその音は夢の中で聞こえているのか、現実なのかも分からない。 ...
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シーラじいさん見聞録
2019/11/23
アントニスたちは、時々カモメから手紙を受け取っていたので、ある程度はオリオンたちの動きを知っていた。 しかし、手紙を作るのはベラとシーラじいさんで、二人とも、そ ...
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シーラじいさん見聞録
2019/11/10
岩の外と中でお互いが必死で動いた。ただ話しあうことができないので、海面に上がって戻ってくると、岩が微妙に動いていることがよくあった。怪物が休むことなく岩に力を与 ...
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シーラじいさん見聞録
2019/11/05
「やはりもう少し様子を見ようじゃないか」リゲルがもう一度言ったが、オリオンも納得せざるをえない。「そうしよう」 そうは答えたが、オリオンはほんとはすぐにでも穴に ...
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シーラじいさん見聞録
2019/08/23
「分かりました」ミラはオリオンが言った場所に向かった。そして、崖の出っ張りを慎重に押した。しばらくして岩は崩れた。 確かに下の出っ張りに当たって海底に落ちた。真 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/08/14
オリオンとミラが怪物を連れてかえってきたとき、リゲルと若いシャチは興奮した。みんなで怪物に抱きついたので、怪物は恥ずかしそうに立っていたほどだ。 「よかった」、 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/08/13
シーラじいさんは懸命に泳いだ。べらが心配して、「シーラじいさん、わたしが先に行きますから、ゆっくり来てください」と頼んだ。 シーラじいさんは、「いやいや」と言っ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/08/12
そう言われれば動いているようだが、ミラのほうが遠くまで感じることができるので、そう思うだけで確信がない。 「ぼくが見てきましょうか?」ミラが言ったが、相手が気づ ...