二つの言葉

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「二つの言葉」
「やつらが来る、逃げろ!」と夫が顔を血だらけにして家に飛びこんできたら、嫁はんは腰抜かすやろ。
海老蔵のことやけど、しかも新婚や。新婚ゆうたら、「あなた、お帰りなさい。先にお風呂?お食事?それとも、する?」とゆう夢心地のときや。
「『今から後輩連れてかえるから、何か作っておいてくれ』とゆうのよ。あわてちゃった」が似つかわしい。
それなのに、110番したのが嫁失格なんやて(まず、舅姑に電話して、如何に秘密裏に事を進めるかを考えんとあかんかったのやろ。「おりょう」やないんやから、誰でも肝冷やすわ。それにあの嫁はんは「おぼこ」が「売り」やのに)。
海老蔵は50年に一人とゆう逸材らしいけど、なんか子供っぽいな。
「あんた、誰?おれは人間国宝になる」が口癖らしい(あるいは、初対面の芸能人やスポーツ選手に、「いくらもらっているの?」と聞くらしい。タカアンドトシも、飲み屋で、海老蔵から「おまえたちは今年いっぱいで終わりだな」とゆわれたそうな)。
それに、今までも、おなじもんに何回も土下座しているそうやから、SとMが同居している性格とちがうか(最近は、クスリの話も出はじめている。滅多なことはゆわれへんけど、そうであれば、被害届も含めて、言動のすべてが納得できる)。
とろこで、辞任した法務大臣が、「法務大臣は楽ですよ。2つのセリフをしゃべっておればいいのですから」とゆうた。
「法に従って適切に処理をした」と「個別事案は回答しない」とゆうやつ。
2つにまとめたのはエライ(さすが東大に2回入学したもんはちがう)。日本人は3が好きで(ぼくもそうや)、「可及的速やかに」とか入れるけど、2にまとめて印象深くなった(それが命取りになったけど)。
結果として、事物を2つだけであらわすとゆうことを教えてくれた。
そうしたら、海老蔵は、「やつらが来る!逃げろ」と、「あんた、誰?・・・」で、「へたれ」とその背中合わせの「うぬぼれ」とゆう人間像が浮かんでくる(鳩山由紀夫といっしょやけど、まだ若いのやから、精進して立派な人間国宝になってほしいもんや)。
ビンボー人も金持ちも、男も女も人間関係があってこそ生きていけるのやから、相手を、二つの言葉で理解することが大事やと思う。
そのときに注意することは、「あいつ、あんなことゆうとったで」などと他人から聞いた言葉ではなく、本人から直接聞いた言葉に注目することや(だから、海老蔵の言動は直接見聞きしてへんから断定はでけへんけど、モデルとして使うているわけや)。
また、相手が照れ屋なら、テキトーにゆうことがあるから、それに惑わされることなく、中身をそっくり取りだすことや(海老の皮をうまく破るように)。
その後に、好きになったり嫌いになったりしたらええのや(誤解で好きになるのは乙なもんやけど、誤解で嫌いになるのはお互いが損をする)。
それじゃ、おまえには、どんな2つの言葉があるのやとゆうことやけど、自分が日頃どんな言葉をようゆうているのかわからん。
それが、誰でも、自分で自分のことがようわからん理由やろか。
交通違反でつかまったり(最近はないけど)、脳梗塞で倒れたりすると、「やってもた」と叫ぶのはまちがいないやろけど、それまでは、ひがみっぽいことをゆうたり、すんだことを悔やんだりしないようにするわ。
最初は二つでも、どんどん増える。人生では、後始末ぐらいしんどくて情けないもんはないのやから。

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