「 長編」 一覧

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シーラじいさん見聞録

2017/06/09  

「隊長?」 「そうだ。おれたちみんなが尊敬している隊長だよ」シャチの声が大きくなった。 ミラはどう答えたらいいのかわからなかった。 すると、「えっ、きみらはおれ ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/08  

「どうするんだ?」ペルセウスが聞いた。 「ぼくがこいつを持ちあげるから、氷の上に乗せてくれないか。そうして、窪みがあるからそこに入れたいんだ」 確かにシャチが十 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/07  

リゲルはもう少し注意をしたかったが、カモメがすでに飛びあがったのでそのまま動きだした。シリウスたちは後を追った。しかし、集まっていると、また攻撃されるのは目に見 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/06  

「それはありがたい」他の親も思わず叫んだ。 「それでいいな、ミラ?」リゲルはミラの同意を求めた。 「リゲル、ありがとうございます。お世話になったお礼ができるのは ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/05  

「きみたちの家族が言うことももっともだ。ニンゲンはいつ絶滅するかもしれないという状況を自ら作っているのだ。 海底のどこかから来たクラーケンもニンゲンを攻撃してい ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/04  

リゲルはそれを受け取り、海面に広げた。そして、日頃見せない緊張した顔で読もうとしたが、すぐにはわからないようで、何かつぶやいたり、目をつぶったりしながら読み進め ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/03  

若いクジラたちはあたりを見回した。しかし、わからないようで、「どこですか?」とミラに聞いた。 「見えないのか。目の前にいるじゃないか」とミラはじらした。若いクジ ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/02  

「とんでもない。きみはすごいことをしているんだ、ミラ。話を聞くと、何もしないとここには誰も住めなくなる。よく若い者をまとめてくれた」 リゲルは、それから、最近ア ...

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シーラじいさん見聞録

2017/06/01  

クジラはペルセウスを改めて見た。「おまえのような小さなのは見たことがない。おまえはひょっとしておれたちを攻撃している仲間か」と聞いた。 「ちがうよ。仲間のクジラ ...

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シーラじいさん見聞録

2017/05/31  

前方には巨大な氷山があちこち浮かんでいた。まるで一つの大陸のように見える。 リゲルたちはカモメの動きを見失わないように懸命に進んだが、思わず氷山にぶつかりそうに ...