「 長編」 一覧
-
シーラじいさん見聞録
2016/08/01
リゲルは後を追いかけた。他の者もすぐについていった。 影は、それに気づいて、あわてて逃げたが、リゲルが先まわりをした。 影は反転して逃げようとしたが、オリオンと ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/30
報告書そのものには載っていなかったが、議論の内容から、そこには、温暖化という異常現象が起きているはまちがいない。過去100年を調べてみると、大気や海洋の平均気温 ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/29
半日ほど進むと、何か黒々としたものが見えてきた。幅も太く、何キロという長さの帯のようだった。 さらに近づくと、川のように蛇行していて、しかも、くねくね曲がりなが ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/28
「かまわないぞ」シーラじいさんは言った。 しかし、10メートル近いシャチは、体を小さくして、まわりをうかがっているだけだった。 「そうか。こっちに来い」シーラじ ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/27
そちらを見ると、海が盛りあがるのが見えた。そして、シューという音が聞えると、水が、噴水のように勢いよく吹きあがった。 そして、目の前を隠すほど高い波が一気にシー ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/26
彼らの姿が暗闇に消えると、シーラじいさんは、「わしらも急ごう」とオリオンに声をかけた。 オリオンは体のあちこち痛めていたが、初めての戦いを終えた興奮に包まれてい ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/25
その二つの赤いものは、シーラじいさんたちの方を向いた。それは、炎のように明るくなったり暗くなったりしていた。 明るくなったとき、そのまわりは黄色く光っているよう ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/23
ペリスウスは、岩に沿って近づいた。兵隊らしき者が集っている下が崖のようになっていた。 そこに隠れて聞き耳を立てた。 「部隊はまだ帰らないか」 「まだです。こちら ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/23
大勢の兵隊が、雪崩のように海底にぶつかったとき、シーラじいさんがいる穴にも、波が伝わった。 シーラじいさんは、その波が静まっていくのを待った。 「兵隊たちは、リ ...
-
シーラじいさん見聞録
2016/07/22
シーラじいさんとペリセウスたちが穴に入ると、ペリセウスは、けがをした仲間が気になって奥に向った。 しばらくして、「おい、どうした?」という叫び声が聞えた。 シー ...