「 長編」 一覧

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シーラじいさん見聞録

2017/03/16  

「右に行け!」リゲルは叫んだ。もし誰かがはぐれても、方向さえまちがわなければ、必ず会えるからだ。 ただ、みんな恐怖とバリアで疲労困憊していたので、危険が迫ってき ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/15  

そのとき、すさまじい音が聞こえてきたかと思うと、真昼のように明るくなった。逃げようとしたとき、激しい攻撃がはじまった。 リゲルたちはすぐに潜った。しかし、ミラは ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/14  

「気をつけろ!バリアがきつくなるぞ」リゲルは、若い仲間に叫んだ。「もし意識が朦朧としてきてもあわてるなよ。すぐにぼくに言え」 「わかりました」若い仲間は緊張して ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/13  

耳を澄ますと、コンニチハと言っているように聞こえる。それがどんどん重なってくる。 まさか!ミラは声のほうに進んだ。コンニチハはあちこちから聞こえてきた。 弟たち ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/12  

「あの物語の前半は事実なのだが、後半はイリアスが考えたものだ」アントニスがそう言うと、ダニエルは、すかさず「イリアスがオリオンを助けたことか?」と聞いた。 「そ ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/11  

オリオンが動こうとしたとき、弟が近づいてきた。「もう止めてくれ。お兄ちゃんはもう生きていない。きみの気持はわかるが、きみに何かあれば困る。仲間もそう思うだろう」 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/10  

ミラたちは急いだ。数時間休むことなく進んだ。「あそこだ!」弟は叫んだ。遠くに黒い点が見える。あまり大きくない島のようだ。 近づくと、「来てくれたぞ」弟は大きな声 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/09  

「ぼくらはあまり遠くまで行かないんだ」弟は言った。 「方向さえ教えてくれたら自分で探すよ」ミラが答えた。 「兄さんに任せておけば大丈夫だよ。パパには後で言えば怒 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/08  

アントニスとイリアスは、午後7時に、「オセアニア」というホテルのレストランに行った。大勢の客で賑わっていた。 ボーイに、「ダニエル・ブラウンを探しています」と言 ...

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シーラじいさん見聞録

2017/03/07  

ミラは少し近づいたが、相手は離れようとしなかった。距離は縮まった。 影は3つあるようだ。しかも、まちがいなく自分の仲間だ。それにしても言葉が通じないとは。 「そ ...