「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/06/03
若いクジラたちはあたりを見回した。しかし、わからないようで、「どこですか?」とミラに聞いた。 「見えないのか。目の前にいるじゃないか」とミラはじらした。若いクジ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/02
「とんでもない。きみはすごいことをしているんだ、ミラ。話を聞くと、何もしないとここには誰も住めなくなる。よく若い者をまとめてくれた」 リゲルは、それから、最近ア ...
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シーラじいさん見聞録
2017/06/01
クジラはペルセウスを改めて見た。「おまえのような小さなのは見たことがない。おまえはひょっとしておれたちを攻撃している仲間か」と聞いた。 「ちがうよ。仲間のクジラ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/31
前方には巨大な氷山があちこち浮かんでいた。まるで一つの大陸のように見える。 リゲルたちはカモメの動きを見失わないように懸命に進んだが、思わず氷山にぶつかりそうに ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/30
「あれは氷山といって、水が凍ったものだよ」 「前に見たことがあるけど、あんな大きなものは見たことがない」 「それにあちこちに浮いている。海が凍ったのですか?」 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/29
リゲルたちは、カモメたちの先導で懸命に北に向かっていた。 リゲルはみんなと相談して、「しばらくオリオンの訓練はできないと思いますから、この間にミラを探しに行って ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/28
電話はマイクからだった。アントニスは挨拶をしようとしたが、向こうはすぐに要件に入ったようだった。 「ありがとう。ダニエルは何回も連絡を取ろうとしたができなかった ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/27
オリオンは、今二人から今回のことを聞かされたところだった。 「オリオン、大変ことが起きてしまった!」と慌てて入ってきたときから、二人の声だけでなく、体も震えてい ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/26
イギリス海峡の様子を見ているカモメが、仲間のカモメに、「おかしいな。クラーケンがこっちに向かっているのだろうか」と聞いた。 「おまえもそう思ったか。おれも、どう ...
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シーラじいさん見聞録
2017/05/25
テレビや新聞は通常の番組をすべて中止して、24時間休むことなく、「人類は絶滅する。アメリアとその同盟国は反撃するな」と叫ぶつづけていた。多分世界中のテレビ局もそ ...