「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/04/10
「信じられない」マイクは頭を振った。 「ぼくらは、クラーケンからそれを何回も聞いてきました」 「どこかの国が操っているのではないかと考えていた」 「もしそうなら ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/09
ペルセウスは、ヘリコプターの轟音の下で、「おいおい、これはどうしたんだ!」と叫んだ。 「またクラーケンが来やがったか」 「クラーケンて?」最近話をするようになっ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/08
「まちがいありませんか?」リゲルは大きな声で聞いた。 「まちがいありません。ここで仲間になったものが、見たことがないほどの数でこちらに向かってきていると教えてく ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/07
アメリアを中心とした連合国が協力した治療が行われた結果、オリオンは驚くべき回復を見せていた。 すぐにでも泳がしてみようかという話が出てきたほどだ。 オリオンは、 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/06
アントニスはダニエルの気持ちに応えたかった。 「ダニエル、これはどうだ。研究所に出入りする清掃車がいるはずだ。そこから糸口を見つけようじゃないか」 「なるほど。 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/05
シーラじいさんやリゲルたちに同行している2羽のカモメは、リゲルから近々作戦がはじまると聞かされていた。そして、「あなたたちがいないとオリオンを助けることができま ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/04
みんな心配そうに聞いていた。泣き声が聞こえてきた。ベラだ。体を震わせて泣いていた。リゲルが、みんなの気持ちを代弁するかのように、「助かってくれよ」と叫んだ。「で ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/03
その場にいたスタッフは、オリオンの意識が戻らないだけでなく、出血がひどかったので、もはや助からないかもしれないと思った。 とにかく海洋研究所に戻されることになっ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/02
5メートル四方の檻が動きだした。ここまで運んできた船は戻っていった。 それじゃ、この檻は、別の船が引っぱっていくのか。 オリオンは、檻が進むほうを見た。確かに暗 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/01
ニンゲンは、自分の背中に何か埋めこんだようだ。そして、何かを発信する実験を何回も繰りかえした。多分、ぼくの「声」だろう。 オリオンは、ここに連れてこられたときに ...