「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/04/20
ペルセウスが外の様子を見た。灯りはどこにもない。船は来ていないようだ。しかし、ヘリコプターの音がだんだん大きくなっているようが、こちらには来ないだろう。 下から ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/19
オリオンが閉じこめられている檻も今にも切れそうな音がしている。 ミラが心配そうに、オリオンをみた。 「大丈夫だ。ワイヤーは切れていない」オリオンが冷静に合図を送 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/18
リゲルたちは、クラーケンやニンゲンの様子を伺いながら進んだ。真っ暗だが、静かだ。 ということは、すでに、クラーケンたちは大挙して進んでいて、ニンゲンとの戦いが始 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/17
海面が少し動いたかと思うと、何かがゆっくりあらわれた。背びれがない。やはりオリオンだ。 それは、顔だけ出して、檻の上を見ていた。やがて、「ペルセウス!」と小さな ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/16
シーラじいさんはカモメからの報告を受け、みんなを集めた。「オリオンはまだ十分回復していないはずだが、クラーケンがまだいると見て、オリオンを使おうとしているのじゃ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/15
「おい、ペルセウス、クラーケンががいるぞ」という声が聞こえた。ペルセウスは振りかえった。友だちだ。それに、仲間もいる。 「どこにいる?」、「かなり下だ。ぼくらが ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/14
数日後、研究所の会議が行われた。ただ、こういう状況になってから、以前のように純粋に学問的なテーマについて話しあうことは少なくなり、各国の政府関係者や軍人が中心と ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/13
カモメに気づいたイリアスは、すぐに窓を開けて、「オリオンはどうだった?」と聞いた。カモメはうなずいて、うれしそうに鳴いた。 飛んできたアントニスも、「ありがとう ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/12
友だちは意味が分からなかった。 「ほら来たぞ」ペルセウスはそう言って、「こちらに来てください」と叫んだ。 どこからか2羽のカモメが近づいてきて、二人にの前に止ま ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/11
その話を聞いてイリアスは興奮した。「ぼくが書いた本のように助けようよ」 「おまえの気持ちはわかるが無理だ。監視カメラがあるし、換気孔は小さいから、そこからオリオ ...