ウォーキングビジネス
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復活ノート
「ウォーキングビジネス」
私が毎日接しているとしよりは年金でのんびり暮らしていますから、景気の好不況はあまり関係ありません(不況のほうが、物価が安いし、店も大事にしてくれるようです)。
しかし、大企業の経営は少し光が差しこんできたと言われていますが、世間はいらいらがたまったままです。
そこで、人々は、お祭りや行事などの「ハレ」の日に思いっきり騒ぎたいのです(サッカー日本代表は、自分たちの鬱憤を晴らしてくれそうにありません)。
先日の土曜日、当地では小学校の運動会がありました。その夕方は、どこの「回転ずし」も人であふれていました(もちろん運動会の主役の子供たちも大勢いました)。
寿司と「ハレ」とは深く結びついています。祭りになれば、どこの母親も、前日から巻きずし、鯖ずし、ばらずしなどを作っていました。
私は山奥生まれですが、海辺に生まれた人に聞くと、すしのほかに、取れたての刺身が山のように出たそうです。
最近は、家で作らずに、「回転ずし」で「ハレ」の日を祝うのでしょう。
「回転ずし」の最初のブームのときは、味の問題というより、「すしは職人が握るもの」という固定観念を打ちやぶることはできませんでしたが、再度挑戦しようとした経営者が、「ハレ」とすしの関係に着目したのなら、慧眼(けいがん)というべきです。
以前から言っていますが、何かビジネスをはじめたい人は、まず廃(すた)れたビジネスに目をつけることです。
社会は、それがどういう内容か知っているメリットがありますし、ライバルには死角になっていて手を出さないからです。後は、今の社会で需要があるかどうか研究するだけです(以前の敗因は、そのときの社会に合わなかっただけということがあります)。
また、苦境に立った人は、身近なことをビジネスにしているようです。
デューク更家(さらいえ)というちょっと怪しげな人は、若い頃ビジネスに失敗して、「ウォーキングビジネス」で成功しました(カリスマになるためには、詐欺師のような名前をつけたり、モナコに住んだりする小道具がいるのかもしれません)。
ビリー大佐も金に困ったことがあったのでしょう。
その後も、逆歩きだ、ノルデックだと数々の「ウォーキング」出てきます。
食べ物に困った人が、なぜ痩せられるウォーキングビジネスをはじめるのかわかりませんが、痩せるためならにいくらでも金を出す人がいることに気づいたからでしょう。
しかも、ウォーキングビジネスは小資金ではじめられますから。
以前取りあげた神戸市長田区にある「うどん屋のおばちゃん」は、主人か父親のはげを治すために、ありとあらゆる樹液で「毛生え薬」を作ろうとしています(その結果、歯周病菌がほぼ全滅する薬はできました。私も使用しています)。
私の知りあいは、ガンなどの病気が治るという水を奈良で探しています。
とにかく、ビジネスは体にあり、です。
歩き方がうまくいっているのなら、座り方は、食べ方は、寝方はと考えていきましょう。
一つ捕まえたら、モナコに家が建つ!