動く

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復活ノート

「動く」
「昔は『地震雷火事親父』と言ったものだが、最近の親父は・・・」という漫談は聞きあきました。
この4つは、手がつけられない代表選手なのでしょうが、逆に言えば、そうしょっちゅうは起きないと考えられているかもしれません。
その親父ですが、元々大山風(おおやまじ)=台風のことであるという説があります。それのほうが自然ですが、親父も、日頃は何も言わないが、一旦口を開けばと捉えられていたのでしょう。
親父を台風に戻して、さらに大雨、大雪、暑さ、寒さを入れると、牙を剥く気象現象になります。
しかも、最近は、年がら年中、どこかで何かが起きています。関西では、昨日(8月18)、豪雨の中、雷鳴が轟きました。犠牲者も相当出ました。
雨が止んだら、猛暑に戻り、そうなると、電力不足だけでなくて、睡眠不足から、体力不足、思慮不足を引きおこします。
社会を揺るがす事件でも、睡眠不足が遠因かもしれません。どんな理由があるにしろ、正常な神経で、他人を、あるいは自分を傷つけることができるとは思えません。
「領土を返せ」と侵入してくる人も、睡眠不足、思慮不足で、自国の罠に、ついはまってしまったのです。
それぞれの国は、あんな小さな島はどうでもよく、その先の漁業や天然資源が念頭にあるのでしょうが、それぞれの国民は、自国を冷ややかに見ているようです。
テレビのアンケートでは、ほとんどの人が友好を保つべきだと回答していました。
私は、今の国家は古臭いものであって、時流に合ったものに生まれ変わらないと、崩壊すると言いつづけてきていますが、古い国家感にとらわれていると、些細なことでも、力ずくでしか解決できないと思うようになるでしょう。
国が変われないのなら、国民は自ら代わることです。暑いときは涼しい国に、寒いときは、暖かい国に行きたいものです。
大橋巨泉は、カナダとニュージーランドに土産物屋を経営していて、それを実践しているというのではありませんか。うまいこと考えたものです。
定年になると、マレーシアやフィリピンに一戸建てやマンションを買って、余生を過ごす人が増えていますが、天災や政変などで、そこに住めなくなるかもしれません。
定年退職者に、「大橋流生活」を提供することはできませんか。成果の何ヶ所かで住むことを保証するのです。
魚や野菜も、適度の温度を求めて、どんどん動いています。人間だけが、古臭い国家にとらわれていると自滅します。
国より人間なんです。「動く」がキーワードのビジネスが伸びてきます。だから、別に外国だけではなく、国内で動くこともOKですし、不動産だけでなく、どんなことでも、「動く」ことを考えるのです。
「もし何か起きても大丈夫」と思えるほど安心できることはありません。今こそ親父が動くときです。