
使えるものは使え
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復活ノート
「使えるものは使え」
上場企業などに回復の兆しが見えてきたとか。同慶の至りです。
これで派遣労働者が正社員になり、さらに雇用が増えてくれば、私も助かります。
「夕張市」のようになったギリシャは抗議デモが起きています。前回、ギリシャの年金について書きましたが、改めて調べましたら、定年後は給与の96%の年金が出るそうですね((国民が全員「天下り」するような制度です)。
緊縮財政になると、生活設計が狂うと、労働者が怒っているのです。
私も、60才になり、年金の一部が出るようになりましたが、65才で満額になっても、「最高ランクの掛金だったのにこれだけか」という額です(ギリシャほどはいりませんが)。
とにかく、早く景気が戻って、年金の減額がないことを願います(JALの社員は、減額を受けいれざるをえなかったようですが)。
その景気の回復も、中国などの発展途上国への輸出が好調なことや、エコ減税、節約などの成果らしいですから、まだまだ本物ではないということです。
つまり、中国も、ギリシャ問題、為替問題などでつまづくこともありますし、エコ減税はもうすぐ終わります(車にしろ、電化製品にしろ、次の購入まで何年もかかります)。また、節約にも限度があるでしょう。
私たち中小企業の経営者には、薄明かりどころか、そのおこぼれさえ届かない状態ですが、今まで考えてきたことを実行に移すときが来るはずです。
動きはじめたら、途中で方向転換をすることは困難です(大企業は図体が大きいので、方向転換は難しいといわれますが、お金をかけられますので実験をすることができます。
中小企業は、その予算がないので、ぶっつけ本番で失敗することが多いのです)。
私は、介護保険法の施行前に、旧厚生省で業者代表として報酬などを検討していました。
施行されれば、以前のような売上げは期待できないと考え、新たなサービスや「家庭共済」、出版などにシフトしようと思いましたが、すべて失敗してしまいました。
もう余力がなくなっていたのです。
「そのとき」が来れば、腰が引けないようにしておくべきです。
私は、今、ある発明をしようと、「100均」でビニールやプラスチックのおもちゃや台所製品を買ってきては、試作品を作っています(特許を取るために必要です)。
失敗したり、新しいアイデアが浮べば、またちがうものがいることになり、ダンボールの箱は、かんしゃくもちの子供のおもちゃ箱のようになっています。
私たちは、なかなかぶっつけ本番はできないですから、先行している企業がやっていることを利用して、まず自分の形を作ってください(商品やサービスそのものはどこにも負けないという自負はあるでしょう)。
まずは試作品です。形にすれば、さらによいものが見えてきます。
私の試作品は、またやりなおしているところです。