
TPPビジネス
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復活ノート
「TPPビジネス」
私の自宅は大阪南部にありますが、近くにシャープの工場ができました。計画が発表されたときは不動産屋が土地探しに躍起になっていました。
何回も土地を売ってくれと来るので、営業に聞くと、やはりシャープの社員用のアパートを作りたかったようです。
「世界最大の液晶パネルや太陽電池の工場」という大看板だったので、不動産屋も気合が入っていたのでしょう。
しかし、この状況です。大赤字の原因が液晶パネルや太陽電池だとはお釈迦様が気がつかなくとも、経営陣も気がつかなかったようです。
そのくらい世界経済の変化は急激なのでしょう(つまりは、外国企業の追い上げが急激だということです)。
それは、シャープだけでなく、他の大手電機メーカーも同じような状況になっています(そろそろ買いかえようと思っているノートパソコンも売れなくなってしまったようです。消去法で富士通のものにすることに決めたのですが、今度は富士通は、パソコン部門を分社化するというのです。足元を見て安く買えるかどうか消費者も研究しなければなりません)。
さて、TPPが始まるようです。日本の産業が、電気製品と同じように外国企業の攻撃にさらされるようになるわけです。
特に農業は、箱入り娘が初めて外国旅行に行くというので親があわてふためいているようです。
日本人は米を食べなくなったと言われて久しいですが、米に研究熱心な人がいるようで、びっくりするほどおいしいなっているようです。
昨日のテレビ番組「世界ふしぎ発見」で、日本の米を取りあげていましたが、外国人にも人気があって、高いのは5キロ10000円もするらしいです。
ただ、これでは、私たちには買えません(中国が元気なら爆買いをしてくれるでしょうが)。
国は、農業者、酪農者をなだめすかして、何らかの政策を打ちだすかもしれませんが、大多数の国民は食料品が安くなるのですから楽しみにしているようです。
「日本の食料自給率は低い」というのは農水省のでたらめだそうですが、日本の生産者が減るのは目に見えています。
TPPがはじまっても、日本の消費者が国産を選び、それゆえ、日本の生産者が外国産を脅威と思わないようなビジネスを考えたらどうでしょう。
まず、関税が撤廃されたときの値段を調べます。そこから、生産者と話しあいをします。
もちろん、量や質の維持が重要です。消費者とは会員組織や配達などのことを話しあいます。
こちらからは、もっと買うためには、もっと売るためにはどうするかを提案して、本番を待ちます。
これはTPPの影響を受けるどの産業にも応用ができます。さあ、今がチャンスです。