遠くの他人ビジネス

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復活ノート

「遠くの他人ビジネス」
今や、どんなビジネスでも、ネットの活用なしでは成功できません。通販などをせずとも、広告や予約や注文などを安価にできるからです。
しかし、それを有力な媒体にするためには、より新しく、より魅力的なものにする努力が必要なことは言うまでもありません。一口で言えば、「お気に入り」に入れてもらえるかどうかです。
復活をめざす人の相談に乗っていますが、「売上げが減って事業が立ちゆかなくなったので、今度は、ネット販売をします」と考えている人がいます。
人件費などの経費が節約でき、しかも、商圏が広いので、今度は大丈夫ですよというわけですが、輸入雑貨や農産物を扱うというのです。
輸入雑貨は、現地で仕入れすることもあるでしょうし、農産物は、生産者との結びつきは大丈夫でしょうかと聞くことにしています。
それでは、私が提案したことのあるビジネスに、ネットサービスを入れてみましょう。
「孤立する家族」が大きな悲劇を生むことがあります。育児、介護、引きこもりなどが起これば、どう対処すればいいのかわからなくなり、最悪の場合は事件になることもあります。
そこで、「家族秘書」サービスを提案したのですが、それを少し「公に」するサービスです。
家族間あるいは家族に、相談したいことがあれば、ネットで相談します。
別に「フェイスブック」のように本名でなくてもかまいませんが、答える者は会員に限定すべきでしょう。
とにかく、相談があれば、全員答える義務があります(これは、状況を見て変えていってもかまいません)。
自分や家族に何かが降りかかれば、あせってしまうものです。事業が行きづまれば、金の工面などがあり、冷静に考えることができなくなります。
私にも、そういうときがありました。ネットで弁護士や税理士などに相談しようとしましたが、差しさわりのないことしか言ってくれません。「詳細は着手金の支払い後に」というわけです。ましてや、事業を続けるかどうかまでは、誰も言ってくれません。
病気などでも、体全体を視野に入れて考えてくれる医者はいません。これも、専門に分かれている以上、仕方がないのかもしれません。
私は、今緑内障の初期であり、尿にタンパクがかなり出ている状況です。
もちろん、目医者と内科の医者には世話になっていますが、二つのことは関係あるのか、あるいは原因は別かには答えてくれません。
視力を失いたくないし、透析もしたくありません。二つのことが関係あれば(中国医学が言うように)、腎臓の治療をすれば、緑内障は改善されるはずです。
それに、仲間のアドバイスがほしいのです。
何らかの病気で手術をしたが、その後まもなく命を落とす芸能人がいます。それについて、手術をすべきでなかったという専門家がいますのも、ひょっとして、本人が、セカンド、サードオピニオンを聞く余裕がなかったからかもしれません。
私が考えているビジネスは、ファースト、セカンドから、100のオピニオンを聞くようなものです。
しかも、会員の相談に乗ることで、合わずとも、お互いが知りあえるのです。
「遠くの親戚より近くの他人」という言葉がありますが、「遠くの他人」ビジネスです。
ネットには、遠い、近いは関係ありませんが。