認知症予防

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復活ノート

「認知症予防」
またまた、団塊世代について言うのは心苦しいのですが、団塊世代が、「少子高齢化社会」の主人公になる日が近いようで、医療や年金、あるいはビジネスの面から取りあげられることが多いので、私もそうしてしまうのです。
昨日(6月1日)の朝日新聞のトップは、65才以上の認知症患者は462万人(15%)で、その予備群(社会にとっては、「軍」かもしれませんが)が400万人いることが載っていました。
ただし、認知症でも介護保険を利用していない人がいるので、もっといる可能性があるとのことです。
また、85才以上になれば、半数に近くが認知症になるとのことですが、本来、家族や近所、施設などの見守りで晩年を過ごすのが理想的ですが、現代は一人住まいをしているおとしよりが多いので、問題をさらに複雑にしているのです。
もちろん、元気な団塊世代も多く、「退職金2000万円を株につぎこんで、もうすぐ億万長者だ!」という人もいますから、ビジネスを考える場合は、何でも一括(ひとくく)りにしないことです。
ただ、自分はそんなものにはならないと思っていても、どこかで不安があるのが実情です。
認知症は、脳が委縮するあるアルツハイマー型と脳血管障害の二つがありますが、特にアルツハイマー型の場合は、ある種の性格が原因になっている場合が多いようです。
すなわち、頑固とか怒りっぽいとか社交的じゃないとかですが、要するに、みんなに嫌われる性格は病気には好かれるということです(昼寝を1時間以上する人はアルツハイマーになりやすいとのことですから、あまりさぼるのもよくないようです)。
とにかく、年を取ると、認知症にもガンにもなりたくないし、どう人生をまとめようか思うときでもありますので、仕事などしている時間はないというのも道理があります。
知りあいのおとしよりから、自分がどのように生きてきたかを書いたものを見せてもらったことが何回かありますが、人間は誰でも、自分のことを知ってほしいという思いがあるのだなと感じて、それをビジネスにしてはどうかと提案したことがあります。
その延長のビジネスとして、性格が大きく関わる認知症を仲間で防ぐビジネスはどうですか。
人生の終わりに自分を見失うとは悔やんでも悔やみきれません。どんなに頑固な人でも、どんなに短気な人でも、認知症を防ぐということ以上の頑固や短気であるはずがありません。
信頼すべき仲間がいれば、どんなことでも相談に乗ってくれます。私のように、友だちができにくい人間でも、「彼は昔の彼ならず」で、友だちがどんどんできるかもしれません。
認知症を予防して、そして、新しい人間に生まれかわって、最後の実力を見せたいものです。誰か、このビジネスをはじめてください。