他山の石、自山の石

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復活ノート

「他山の石、自山の石」
中国の高速鉄道事故の後、追突した先頭車両を、大きな穴を掘って埋めるという行為が、世界を驚かせました。
「生体反応はなく、危険だから」ということでしたが、政府批判を辞さなくなってきた国民の手前、降りだしたところ、車内に女の子が取りのこされていました(助けられる様子を、テレビで見ましたが、全く泣き声を出さず、放心した顔をしていたのは、相当精神的傷を負っているようです)。
まだ行方不明者もいるというのに、なぜこんなことをしたのか。急いで隠す必要があったのです。
しかも、どこかにもっていくのは、金も時間もかかるのでということでしょうが(しぶしぶ掘りだした車両は、運んだ場所に放置したままです)、急ぐと視野が狭くなる典型ですね(車の運転でも、時速50と100キロでは、見える範囲は何十%もちがってくるそうです)。
しかも、中国の鉄道局には、独自の警察があって・・・などとあげつらっていると、あれっと思いました。
中国の高速鉄道事故の4ヶ月前の原発事故と似ているように思いました。
原発事故は、性格上、列車事故のように、翌日に捜査打ちきりというわけにはいきません。まだ予断を許さない状況が続いていますし、再爆発が起きるかもしれないとのことです。そして、今回の「やらせ」の発覚です。
原発を進める経済産業省の中に、中立をまもり、国民の健康を第一とする組織(原子力安全・保安院)があるというのは、鉄道局の中に警察があるというのといっしょです。
結局、どこの国にも、おいしい利権に取りつかれた人間がいるということです。要するに金ですね。
個人が、他人(国)の金に手をつけると捕まりますが、組織は罪になりません(後は分け前だけです)。
作家の小松左京がなくなりました。最後まで、東日本大震災のことを心配していたそうで、「これを乗りこえれば、日本はユートピアになる」と言っていたそうです。
前々回、売りだされた国を買って、そこに永住するビジネスを提案しましたが、そこに行こうとも、日本に残ろうとも、国の構造をどう作るかです。
とにかく、金の出と入りを分けて、利権が入りこまないようにしなければなりません。
ただ、これは至難のわざです。化石燃料に代わる燃料を発明するようなものです。
しかし、これをしなければ、いずれ国は腐敗し、人が住めなくなってしまうかもしれないのです。
私の経験も言えば、事業の失敗の原因は適正に金を使っていないからです。
新規事業への投資などの失敗は、熟慮をしなかったことはあるとしても、仕方がないこともあろうかと思いますが(それが経営者ですから)、あなたは、自分が創業者であることをいいことにして、中国の鉄道局や日本の経済産業省のような組織を作っていなかったか。
人の使い方、金の使い方と、失敗から学ぶことはたくさんあります。