新しいSNS
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復活ノート
「新しいSNS」
「地球は一つ」、「地球は小さくなった」といわれます。これで、核戦争は起こらないと安心していましたが、国同士の憎みあいは続いていますし、戦争も起きています。
経済も、外国に資本を移すことが自由になって(いわゆる「グローバル化」です)、いいものを大量に、安く作ることができると思われていましたが、企業が、有利な国に生産拠点を移すので、「産業の空洞化」が出てきています(今回の「ドル格下げ」で、世界経済はますます苦しくなると言われています)。
そのアメリカだけでなく、ヨーロッパの国(ギリシャはともかく、イタリア、スペイン、ポルトガルなども)、日本以上に苦しんでいます。出口が見えないのです。
日本には、外国にはない技術が数多くあるので、それをさらに伸ばす以外に生きのこる道はないようです。
世界の経済は行きつくところまで行ったのではないでしょうか。
地球が一つになったのであれば、世界の価値観=人間が生きるための価値を考えなおさなければ、どうしようもありません。
「熱いトタン屋根の猫」状態の人間ですが、さらに温暖化が進めば、もはや考えることもできなくなります。
国に任せておけば大丈夫でしょうか。あれほど言っておいたのに言っても、どこかの国が、やぶれかぶれで、核を使えば、すべてが「後の祭り」です。
国がだめなら、社会です。「矢張り向こう三軒両隣にちらちらする唯の人」がいる場所です。
しかし、気になることがあります。自分がいる町の自治会を退会する家が続出しているのです。
私は、大阪南部に自宅があるのですが、兵庫県のベッドタウンに家を借りています。
30軒ほどで構成されている自治会(丁ごとにあります)には、15軒しか入っていません。
私の家の前は、夫婦とも医者の家(中学生と高校生の子供がいます)、右隣は老夫婦です(左隣は転勤で留守です)。どちらも最近退会しました。
月額500円ですが、どうされたのでしょう(私の場合は、会長さんから勧誘されましたので、「仕事があって役は引きうけられないのですが、それでもいいのなら」と入っています。
今の状態なら、子供の行事どころか、草取りの後のジュースも出せないとのことです。
家と職場しか頭にない人が増えているのでしょうか(年金夫婦なら家だけ)。
先日、ある青年(といっても、子供が3人にいて、企業の係長クラスです)と話しましたが、「今はやりたい放題の社会です。役人や政治家を見ていたらわかります」と言っていました。
「そんな社会とかかわりたくない、月額500円でも払いたくない」となるのかはわかりませんが、社会(国と同義語ぐらいから、自治会までの範囲)の影は薄くなっています。
しかし、今回の震災では、社会の力=人々の力を見ました。
ネットのブログとかツィッターとかは、どうしても自分の考えを聞いてほしいというサービスだと了解しています。それなら、誰でも、社会を構成する人を信頼しているのです。
ネット以外のものも含めて、社会を活気づけるサービスはないですか。
誰も「人でなし」の国には行きたくないのですから。