
市場を探せ
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復活ノート
「市場を探せ」
デジカメが安いそうです。1000万画素以上ある新製品でも2万円を切っているとのことです。
販売台数は増えています。しかし、売りあげが増えないのは、2,3年前に進化が止まり、買い替え需要が見込めないので、安くせざるをえないというのです。
数年前、次女の誕生日のプレゼントにデジカメを買うことにしましたが、山好きなので、防水でタフでという条件で5,6万円はしたと思います(長女の希望のブランドのカバンよりは安いですが)。
それなら、私も買いに行こうかと思います(夕焼けがきれいなのでと思ってもケータイのカメラはピントが合ったためしがありません。セルフタイマーに5秒とか10秒があるのは、「手ぶれ」を防ぐためだそうですが、それでも、うまく写せるはありません)。
パソコンも頭打ちです。シャープ、東芝、日立などが電子機器の不採算部門から撤退をはじめています。
デジカメと同じように、「売れないから、採算を度外視して安売りをする」という低価格競争は、大企業でも大きな負担になったのでしょう。
しかし、大きな市場が残っているのにと思います。高齢者市場です。
私は、後見人をしている叔母にケータイを持たせています。
入院でもすればケータイが必須アイテムですから、今のうちから慣れさせているのです。
毎日の安否確認もケータイを使うので、抵抗はないようです(外に出るときは、首から提げて、友だちに見せびらかしています)。
また、ろれつが回らなくなったときのために、メールをおぼえさせようとしていますが、これはできそうにありありせん(父親の場合は、何を言っているのかさっぱりわからなくて、お互い困りました)。
叔母には、「『ござ』と送ってくれたら、好きな「御座候(ござそうろう)をもっていくから」と言っていますが、尻込みしてしまいます。そんなことはできないという思い込みだけでなく、画面が小さいからだと思います(A4ぐらいの画面ならばと思います)。
一人住まいの老人は淋しいものです。心の内を出せる手紙をと思っても、郵便局は遠くになりました(民営化でも脚力でも)。
いくら注意を喚起しても、振込み詐欺の被害がん区ならないのは原因です。
また、年を取っても、記憶力も創造力も衰えないという研究結果があります。
「今こんなことを考えているよ」とすぐに相手に伝えられるノートとペンがあればどんなにいいことでしょう。
90才から詩を書きはじめて、現在99才の人の詩集が20数万部売れているそうです。
長い人生経験のある人(しかも、市井の)の心がわかったからでないでしょうか。
出版社などが60歳以上しか応募できない文学賞を作りはじめています。
今がビジネスチャンスです。