商人魂(1)

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復活ノート

「商人魂」(1)
農業、酪業、漁業、運輸業など、国家の基幹産業が立ちゆかなくなっています。
「他の仕事なんかできない」と言いつつも廃業せざるをえない人が増えれば、農作物や魚類が高騰していきます。
外国から買うこともできればいいのですが、いつまでそんなことができるのでしょうか。外国も、同じような状況になっているのです。
売ってくれない、あるいは、日本で作るより高いとなれば、どうするのでしょう(今こそ食料自給率について考えるときだと思います)。
ガソリンそのものは以前のように供給されているようですが、マネーゲームで、どんどん買しめられているからです。
年末になれば、日本の商社が、数の子を買いしめるのはよく知られていますが、まさかガソリンがという思いがあります。
それを解決しないかぎり、社会の閉塞感が高まっていきます。
企業は、生き残るために生産性を高める、差別化をはかるなどの努力しますが、犯罪的な行為に走る企業も出てくるでしょう。
それが、食品偽装(最近は水でも出てきました)や、社員の酷使、派遣の悪用などです。
30代の自殺者が、過去最高になったというじゃありませんか。
しかし、私たちの「商人魂」は、そんなことに負けていません。
確かに、私が考案したベビーシッターサービスや介護サービスは、高度経済成長とともに飛躍的に成長しました。
当時は、人手不足を、家でごろごろしていると思われていた(実際は家事労働の対価は年収400~500万円らしいですが)主婦を使おうとなりました。
ファミレスには、かわいいミニスカートをはいた40、50代のウエイトレスがあふれました。
また、毎月5,6回東京に行っていましたが、その度に、ケーキの値段が上がっていた印象があります。
とにかく好景気に役務(えきむ)サービスをしていたので、時間給には神経を尖らせました。
これからマネーゲームや温暖化などが錯綜した状況が当分続くと思います。
しかも、簡単に解決できそうなことではないので、景気が上向いたらと待っていても時間がなくなるばかりです。
拙速は避けなければなりませんが、今こそビジネスチャンスだと思ってください。
なぜなら、誰も経験したことのない社会になっているのですから。