ビジネスチャンス

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復活ノート

「ビジネスチャンス」
先日、自動車保険(任意保険)の掛け金が高くなるという新聞記事が載っていました。
その理由は、ガソリンが値上がりして、車を手放す人が増えてきた、少子化のために、高い掛け金を払う人が減ってきたなどです(「車が減ってきたので、道路建設を凍結する」ということにはならないでしょう。他人の金(税金)を始末するということは最近ないので)。
以前、大手の葬儀会社の経営者が、「最近、医学が発達してきているので、私たちの業界は不景気だ。ここをどう打ち破るか」と、社員に発破をかけたことがあります。
長生きしても、いずれお世話になるのでしょうが、年間の売上げが減ることを心配したのでしょう。
少子化への対策は以前から行われています。鉄道やバス会社は、通学が減るでしょうから、副業へどんどん進出しています。
また、学校は、男女共学や学部の新設が「大流行」です(私の活動している地方都市でも、創立100年以上立っている学校が、共学になりました)。
生きのこるためには、培ってきたイメージなどかまっておれないということなのでしょう。
次は、自動車業界が、生きのこる対策を取らなければならない事態になってきたようです。
ガソリン価格は、マネーゲームを排除する方向に行っても、バイオ燃料による高騰は残るでしょうし、「温暖化」という壁は高いままでしょう。
どのメーカーも、「電気自動車」という切り札を使おうとしています。
全般的に好況・不況ということはあります(景気がよかったら、世間は、「金を使う」という行為をしたいために、どんな商品でも、比較・検討をせずに買ってくれることもあります)。
しかし、個々のビジネスは、好況・不況にとらわれていては続けられません。
それは、私たちも経験してきたとおりです。事業をしているとき、「今は不景気だから、商売をしても儲からん」などいう人がいたでしょう。そんなときは、「素人だなあ」と密かに思ったはずです。
今は「素人」のような立場ですが、「失敗」という経験は誰にも負けないものです(?)。
不況の中では、あたふたする企業があります。生きのこることばかり考えて、ビジネスを忘れてしまう大企業もあるでしょう。
好況のときは荒っぽい経営をしても通用できても、いずれ消えてしまう新興企業もあるでしょう。
「忙中閑あり」といいます。不況のときも、好況のときは、経営者は忙しいものです(まさしく「ビジー」なものです)。
復活の事業に取りかかっているならば、失敗をいかに生かすかを考える時間を持ってください。お互いがんばりましょう。