親子教室
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復活ノート
「親子教室」
夏休みになって、どの子供も喜んでいるかと思えば、そうでもなさそうです。
塾の夏季合宿などで思いっきり勉強したい子供は別として、比較的時間がある子供も、長期休みは歓迎していないようです。
テレビニュースで、小学生が「授業がないのでつまらない」と言っていました。今は、兄弟も少なく、近所を走り回ることもできないからでしょう。
そこで、最近では、陶芸やそば打ちといった、日頃できない「習いごと」を始めた小学校がでてきたようです。
変わってきたものです。しかし、子供は変わりません。
私がいるベッドタウンも、一歩ニュータウンを出ると、田園風景が広がっています。
2、3ヶ月前、そこを車で走っていましたら、小学1年生ぐらいの女の子が、ランドセルを背負ったまま一人で、田んぼの横の溝にかがみこんで、何かを見ています。
1時間ぐらいして、またそこを通るとその女の子は、まだ同じ姿勢でいました。
私も車を止めて、それを見に行きたくなりましたが、今日、そんなことをすれば、誤解を招くことになりますから、あえてあきらめましたが、都会で、そんな小学生がいれば、巡回のPTAなどがやってきて、早く帰れの一点張りでしょう。
子供の好奇心は恐るべきものがあります。時間も場所も超越して、どこか遠くへいってしまいます。それが、未知の可能性というのでしょう。
最近、家庭内で凄惨な事件は起きていますが、社会や家庭が子供の可能性を摘みとってしまうのが、遠因なのではないかと思います。
子供は、成長するにつれて、自信を失うこともあります。そのとき、両親が、子供の心を受けとめなければならないのでしょうが、両親が仕事に明けくれていれば、物理的にも、精神的にも、それができないのです。
親は、夏休みなどに、「家族サービス」と称して、日頃の償いをするのですが、それが、何の効果も生まない親子関係もあります。
最近は、「親業」という言葉をあまり聞きませんが、確かに、何もしなくても、自然な家族関係がある家庭もありますが、「業」として、親が働きかけなければならない家庭もあります。
たとえば、無関心な親や強圧的な父親には、子供は不満を募らせているはずです。
しかも、家族も含めて人間関係は、地層のように積みかさなっていきますから、子供が高校生や大学生、大人になるにつれて、関係を変えることはむずかしくなります。
そこで、「親子教室ビジネス」です。子供の可能性を深める独自の内容を考えてください。それと、親子が共同で取りくんで解決していく「ロールプレーイング」を前面に出していくのです。
人間にとって、一番大事な「家庭」を作りあげるビジネスは、社会から求められています。そして、それは親を育てるビジネスでもあります。