オリジナル

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復活ノート

「オリジナル」
家電量販チェーンやファミレス、ホームセンターなどが苦戦した結果、合併をして生きのこうと決めたとところがあります。薄利多売しか道がないから、とにかく売りあげをということだったのでしょうが、どうもうまくいっていない場合が多いようです。つまり、その店の「売り」がなくなっているのです。
逆に、不況下でも、大きく飛躍している企業は、合併など考えていません。独自の戦略を持っているかどうかが大きな分かれ目のようです。
「何でもある」が謳い文句の九州の「ハンズマン」や、遊園地のような「イケア」、徹底的に安売りをする「コストコ」などの量販店はその例です。
昔、ホームセンターという業態には、全国展開をしている企業がない、つまり、将来性はないと言っていましたが、そんなことはないということです。
逆に、家電量販店などは、独自性を出しにくいので、売上げ規模を上げても、それに応じて、利益が上がるかどうか心配な部分があります。
独自性、つまりオリジナルに自信があるかどうかはテレビコマーシャルでもわかります。
その商品やサービスには強力なライバルがいても、コマーシャルの質で、他のライバルに抜きんでている企業は強いです。
ソフトバンク、ユニクロ、マイクロソフト(Windows8)などは、目を引くコマーシャルを作っています。
それにひきかえ、誰でも知っている童謡などに、自社の広告を入れる企業もありますが、最低の方法だと思います。
歌のなじみがありすぎて、誰も、そんな歌詞で歌うことはありませんし、それを聞いたとたん、新鮮さは一気に消えてしまいます。
広告のプロなら、どうしてそんなことがわからないのかと思いますが、スポンサーの意向には逆らえないのでしょう。
CMソングで好きなのは、「走~れ 走れ いすゞのトラック・・・」と、明治製菓の一連のCMソングです(特に冷蔵庫から牛が出てくるCMで、「おいしいってうれしいね・・・」というCMソング)。まちがいのない商品を作っているという自信が感じられます。
CMソングに対する考えは、経営方針から出てきているはずです。
私たちの場合もどうでしょう。個性を出した人生をと願うのですが、あっちへふらふら、こっちへふらふらとなりがちですが、ある意味仕方がありません。
社会の中で、法律に従った生活を送らなければならないからです。わずかな部分に個性を出すことをあきらめがちです(ほんとはわずかな部分の個性がきらっと光るのでしょうが)。
オリジナルを出してこそ復活できるのです。復活ができていないと悔やむ人は、まだオリジナルができていないと思うべきです。
それには、経験と工夫がいります。焦らず、休むことなく。
とりあえず、新年はのんびり過ごしましょう。