まさか

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復活ノート

「まさか」
「貧すれば鈍する」とはよく言ったもので、私たちも(「私も」といったほうがいいでしょうが)、支払いが迫ってくると、楽しいことは考えられず、ひどくなれば、「死んだほうが楽だ」などと思うようになります。
国もそのようになります。しかし、たとえ権力者でも、国そのものとは別物ですが、権力者は、その権力を手放したくないので、権力者の視野狭窄が、まるで国の視野狭窄のようになってしまうのです。
「秘密保護法」でも、今やらなければならないのかとほとんどの国民が思っているでしょう(これも、一番頼りにしているアメリカに、「よいしょ」するためと言われています)。
もちろん景気対策も大事ですが、経済の根幹のエネルギー対策も議論するようにすべきです。
「福島の原発事故の教訓」を生かして、今後は、絶対事故を起こさないと言えるのかどうか。
日本人の死因は、ガンや心臓病がトップクラスですが、これも、食事の欧米化だけではないという専門家がいます。つまり、原発などから出る放射能が体を蝕んでいるというです。
しかし、「日本は世界一の長寿国だ」と反発されるでしょうが、それとこれとでは比べることはできません。
日本の認知症は500万人を越えており、その予備軍(軽度認知症)も、同数の500万人いるとのことですから、65才以上では、4人の1人が認知症になるのです。
そして、放射能が認知症を引きおこすのであれば、どうなるのでしょうか。
冗談ならいいのですが、チェルノブイリ事故の人体への影響を調査・研究した医学者は、癲癇(てんかん)や認知症が起きていると言っています。
また、核兵器や原発の材料となるウラン鉱石を掘りだすこと自体が人類の滅亡に繋がるという学者もいます。
大麻を栽培するだけでニュースになります。しかし、ウラン鉱石を持ちこむだけで大罪になる国はありませんし、それ以前に、日本は、アメリカとの協定で原発を稼働させなければならないのです。
「まさか」という坂を転がりたくありませんが、日本を出る余裕がない者にはどうしようもありません。
しかし、自分のビジネスには、「まさか」があると思ってください。保育も介護もやっている自分には、「少子高齢化社会」はビッグチャンスだと思っていたのに、このありさまです。
ただ、ビジネスには、気がついていてもすぐに対応できないことがあります。
そういうときは、すぐに家族や社員と相談することです。立ちどまったときは、疑心暗鬼が生まれます。三人寄れば文殊の知恵。