コバンザメ商法(1)

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復活ノート

「コバンザメ商法」(1)
たまに電車に乗りますが、最近は、ほとんどの乗客がスマホをいじくっています。ガラケーを使っているのを見られるのは少し恥ずかしくなってきました。
「天下一の天邪鬼を自称しているのに、何という軟弱な態度だ!」と自分を叱咤している今日この頃です。
家に帰れば、家族全員スマホを持っていますので、その無言の圧力には、「こっちは、パソコンがまだマイコンと言われているときから使っているのだ」と抵抗しています。
しかしながら、「敵を知り己を知れば…」という言葉がありますから、ドコモの販売店に行くことにしました。
「スマホを考えているけど、2台持ちが安いと聞いたので、ガラケーを安くできないかな」という作戦です。
「そういうお客様が多いですけど、大した金額じゃありません。契約のSSバリューは、通話1000円引きですので、これでいいと思います」と軽くあしらわれました。こっちは知識がないので、すごすごと帰りました。ショルダーホーンの時代から使ってやっているのに思いながら。
介護保険ができる前には、私が介護サービスや保育サービスの料金表を作って、社会を動かしていましたので(そう思えた)、他人が、たとえ私とは関係のないビジネスの料金表でもおもしろくありませんでした。
他人が作った料金表を見るより、言われたとおりに払ったほうがいいと思うようになりました(こうなると天邪鬼ではなく、変人そのもののようです)。
ところが、今回は悔しかったので、2週間ぐらいずっと料金表を熟読しました。
そして、全部覚えました。もうスマホどころじゃありません。「こうなったら、とにかく安いガラケーを」の一心です。SIMカードや白ロムを使うことも考えましたが、今回は、キャリアー(妙な言葉)のを使うことにしました。
ウィルコムが安いけど、MNPができません(ウィルコムはキャリアーじゃなくて、PHS屋だからそうです)。
結局、「マイドコモ」からコースを変更をしました。まず、シンプルバリューにしてから、オプションを削りました(SSバリューと比べて、通話料1000円引きはないけど、「メールホーダイ」が魅力です。
最後に、「iモード」も削ってやろうかと思いましたが、メールができなくなるので、それは我慢です(月額350円)。そのかわり、ニュースなどは絶対見ないことにしました。
月3回以上の変更は、手数料1000円がいりますので、8月は4000円ぐらいいるようですが(「マイドコモ」でわかる)、9月分は、2000円ぐらいになりそうです(今までは6000円以上払っていました)。
スマホは当分持ちません。料金が高いし、時間の無駄です(しかも、MNPなども、取りあいというより、マッチポンプです)。
あるキャリアーの店をのぞいているとき、「今まで、ドコモに15000円払っていたけど、今回からこちらでお世話になります」という声が聞こえてきました。おばあさんです。何も知らないとこうなるのです。
さあ、ビジネスです。ガラケーでもスマホでも、どこがいいか、どのコースがいいか提案します。保険を比べて、最適の保険を提案するビジネスがあるでしょう。あれです。
競争が激しい業界なら、一気に成長します。
本来、「コバンザメ商法」とは、大企業の横で商売することですが、企業の競争をうまく使うことを「コバンザメ商法」と名づけます。さあ、料金表を読みましょう。