家長お助けサービス

   {   2016/06/05}

復活ノート
「家長お助けサービス」
「家長」、「家庭崩壊」、「2007年問題」という三大話で、新たな年を寿(ことほ)ぎたいと思います。
「家長の復権」というベストセラーには、街角で座り込んだり、電車の中で化粧をしたりという若者が増えたのは、「家長」が躾(しつけ)を教えていないからだと指摘しています。
家庭においても、家族をつなぎとめていることができないので、「家庭崩壊」を引き起こすということです。
「2007年問題」は、私たち団塊世代の大量退職が引き起こす諸問題のことですが、それは、大量の家長が仕事をしないまま社会から姿を消すということでしょうか。
しかし、その本には、家長職(?)をこなさなかったのは、団塊世代だけでなく、その親の世代も、戦後、世の中の変化の中で自信をなくし、子供たち(すなわち私たち)に、これからは自由だ、個性が一番大事だと考え、自分たちが受けてきた教育や躾を教えなかったことや、さらにさかのぼれば、文明開化になったときも、当時の家長は、新しい世の中がわからず、子供たちに何も言わなかったも書いています。
つまり、ほとんどの家長は、いつも「さぼって」きたのでしょうか。
しかし、社会的に「お役目御免」とはなっても、家長としてしなければならないことはまだまだあります。まだ子供の養育が残っているのが現状でしょう。
頼りない家長が、社会から切りはなされて一人っきりになり、団塊世代の退職金をどう集めるかが金融ビジネスの関心事です。まちがいなく「儲け話」に引っかかる人も出てくるでしょうが、弁護士などは、事件処理しかできません。
自宅が精神的な拠点になっても、近隣関係ができていないので、孤独感が募ることになります。いずれ私たちの子供も同じ運命をたどるでしょう。
そこで、「家長お助けサービス」です。家長としてやらなければならないことをお答えします。これは、ものすごい時間と情報が必要です。
人生や教育に関することはもちろんですが、どこかの観光地のあらゆることも、個別に答えていかなければならないからです。
会員の情報交換のシステムをどう構築していくか大事です。そして、「暮らしの手帖」をめざすことが大事です。