GNH
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復活ノート
「GNH」
今日(8月29日)の新聞に、日本と中国のレアアースの輸出枠の交渉問題が載っています。
レアメタルの中で、希少価値のある土類をレアアース(希土類)と呼ぶようですが、まだまだ豊富にあることがわかっています。
しかし、中国に偏在していて、中国は世界の9割を超える生産をしているとのことです。
このレアアースは、他の金属と混ぜることによって、さらにすぐれた性能を発揮するとのことです。
電気自動車のモーターや液晶テレビの研磨などにはなくてはならないもので、中国は、「戦略資源」として、高値で売りたいわけです。
「持てる国」と「持たざる国」の争いは今も昔も変わらないようです。
戦争を起こしたものも日本が「持たざる国」だからでしょう。しかし、戦後、「原材料を輸入して加工品を輸出して」ということで経済大国になりました。
そして、他に取る道はないのですから、外国に出ていく会社を思いとどまらせて、若い才能を伸ばすことでしょう。
パソコンやテレビ、自動車の生産量は外国が延びていますが、最先端のものを作る技術は日本にあります。
また、医学でも、人口細胞の研究は最先端を走っています。それが得きるようになれば、アルツハイマー病、糖尿病、パーキンソン病などの難病や、脊髄損傷、視覚障害、知的障害などにも光明が差しこむと言われています。
動物実験で成功しているのもありますので、50年もかからないかもしれません。
誰でも、150才、200才と生きたいわけではないでしょう。障害がない人生を精一杯生きたいだけです。「持たざる国」の日本が、それに寄与できたらすばらしいと思います。
後は電気だけです。空気も汚さず、危険もない方法で電気を起こすことができたら、地球は「戦争のない星」になるでしょう。
同時に、最貧国と言われているブータンが提唱している「国民総幸福量(GNH)」を採りいれることでしょうね。
GNHは、金銭的・物質的豊かさではなく、精神的な豊かさで国民の幸福度を示す尺度ですが、給料が上がれば、みんな不幸になるじゃないですか。
最近の「年金詐欺事件」も、一つの尺度でしか物事を見られない人が増えているからかもしれません。
宗教は必要と思いますが、今は、排他的な部分しか出ていませんので、GNHがそこを埋めるような気がします。
私たちも、自分のGDPとGNHを常に頭に入れて活動しましょう。
失敗は一瞬の決断で起こることを身をもってわかっているのですから。