現代のビジネス

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復活ノート

「現代のビジネス」
野田首相は、世界を味方につけるためか(国連やダボス会議=テレビ参加などで)、「社会福祉と税の一体改革」を訴えていますが、消費税を上げるとどうなるのかは説明していません。
「こうするために、これだけ上げる」ということを具体的に出せば、国民も、駄々をこねている自民党や公明党も、渋々でも納得すると思うのですが、「金がない、金がない」と言うばかりでは、「目先のことに使うのじゃないの」と思うのは世間の常識です。
消費税や電気代が上がると、企業は海外に出ていき、雇用が少なくなるということはないですか。
そうなれば、また消費税を上げて・・・となれば、日本はどうなるのですかぐらいの危惧にはしっかり答えてほしいものです。
それにして、会社の経営がうまくいっているときは、「おれなら、数年で国を安定させてやる」と豪語していましたが(飲んでいるときですが)、さすがに、今は法螺でも言いません。
冗談はともかく、国というものがどうなるかわからない時代になりました(日本だけではないのですが)。
しかし、どんな時代になっても、「商売心」は不滅です。
私は、商売をするなら、じっくり社会を見ようと言いつづけてきましたが、今はそれだけではすまないようです。
つまり「複眼的な目」どころか、「落ちつきのない目」さえいります。
叔母と、自分たちの田舎のことを話すと、必ず今の過疎の話になるのですが、最後には、その昔蚕や牛に影響が出るからと、汽車が走ることに反対した祖先の不明を恨むことになります(今なら、JRの駅が近くにあるでしょうから、過疎も多少はましでしょうし、私も、高校まで1時間も自転車をこぐことはなかったはずです)。
現代に戻れば、このまま「少子・高齢化」が進めば、今の国力を維持するためには、外国人労働者が1000~2000万人必要だそうです。
50年ぐらい先ですが(もっと早いかもしれません)、ここにビジネスチャンスはありませんか。
電気も、将来は自由に商売ができるようになるはずです。そうなれば、地熱、風力、あるいは、波力など、その土地の地形を生かして電気を作り、その土地で売ることになるはずです。つまり、野菜と同じく、「地産地消」に向かうでしょう(ヨーロッパには、電力会社が何百とあるそうです)。
また、世界から何を買い、世界に何を売るかも忘れてはいけません。一つヒット商品があるなら、経営は安定します。
もちろん、今流行っているものをするなら、先行している企業が見落としているものを見つけてください。当分大丈夫です。
つまり、「今」だけでなく、50年先、100年先を見る。国=社会だけでなく、個人のニーズと世界=人類のニーズを考えるを心がけていけば、必ずドアは開きます。
50年先と見ていたもの、世界=人類のニーズと考えていたものが、明日はじめなければならないかもしれません。
そんな時代に生きていることを忘れずに、準備おさおさ怠りなく。