便利屋

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復活ノート

「便利屋」
社会的に廃れたビジネスには、大きな財産が捨てられていることを、何度も言ってきました。
それを検証し、新たな光を与えた者が、「中興の祖」としての利得を得ることができるのです。
その例として、回転ずし店やCDのレンタル業についての例を上げてきました。
どちらも一時(いっとき)注目されましたが、「ロボットが握ったすしなんて」という消費者の反応や、音楽メーカーの強硬な反対で、すぐに下火になりました。
しかし、社会は、そのビジネスのキーワードを忘れていませんでした。「味もいいし安い」、「音楽を気軽に楽しめる」ことが徐々に理解されるようになってきたのです。
何事も時間が必要です。戦前、落語をラジオで放送すると、客が寄席に来なくなると反対していた興行主も、客が「ラジオであれだけおもしろいのだから、一度寄席に行こうか」と思うようになるとわかるまで、時間が少しかかりました(テレビ局も、欧米で増えつつあるパソコン放送に反対していますが、これもそうなるのでしょうか)。
その回転ずし店も、音楽レンタル業も、最近の競争激化(マグロの高騰なども)、ネットビジネスなどが立ちふさがろうとしています。
そこをクリアした者が、次の道を進めるのです。
私が、新たな光を与えると面白砂の歯、「便利屋」です。
「何でもやります」と詠って、田舎の墓掃除などをしていましたが、最近は、元気がなさそうです。
しかし、社会生活をするためには、しなければならないことがいっぱいあります。
それをアウトソーシング、つまり、誰かにやってもらいたい人がいます。
私も両親が亡くなり、家屋敷や車などの相続で走りまわりましたが、遠くの役所まで行くとなると、一日かかってしまいました。
ほとんど代理人でもいいのですから、おとしよりなどは待っていると思います。
「便利屋」のような業態のビジネスは、間口を広げず特化していくほうがいいと思います。
顧客の信頼を得れば、安定したビジネスになります。