やってもうた

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「やってもうた」
今週は忙しかった。4日間2,3時間しか寝られんかった。「東方神起」の気持ちがようわかったわ(どっこへも契約解除をゆうていけへんけど)。
しかも、その間アルコールを一滴も飲んでへんから新記録を作った。
肝臓も手持ち無沙汰やったやろ。「こいつ、死んだんやないか」と、腸や膵臓とぼくのことをゆうていたかもしれんな。
「長いこと、えらい目に合わされたからな。せやけど、こいつが死ぬと、わしらも冷たくなるはずやのに、どうなっているんやろ?まだ生きてるんか」てなもんや。
自分の内臓にボロクソにゆわれるのはぼくぐらいやけど、よう寝た後の気分は最高やな(60でも、身も心もゴム鞠のようになる)。
せやけど、お互い無理せんほうがええで。兄のようやった叔父は脳梗塞になって死んだし、
従兄弟は朝起きたら死んでいた。どちらも60前やった。
知らんうちに死んでいたとゆうのもなかなか乙なもんやけど、生きている間は元気でいたいもんや。
それには、自分にあった医者と薬を探すことや。
昔のように、タバコを吸いながら診察する医者はいなくなったけど、なんやイラッと来る医者がいるやろ?相性が合わんやつはやめとき(いらん検査するのも多いで)。
ひよこは、最初に見たもんを親と思うのやてな。最初にやかんを見るとずっとそれの横にいるとかゆわれているけど、ほんまか。
せやけど、人間のとしよりはそうや。最初にかかった医者がどこの病院に行こうがついていくのがいる。
そんな義母が、目薬と水虫の薬をまちごうたことがある。桂米朝もそうしたらしい。
落語よりおっちょこちょいで有名な息子の米団治が「絶対まちごうたらあかんで」と注意して、米朝も、「気をつけるわ」ゆうているのにそんなkとになった。
「絶対したらあかん。そんなことしたら身の破滅や」と自分に言い聞かせていることをしてしまったことないか。
ぼくは、昔、車を運転しているときにギアをバックに入れたらどうなるんやろと思うことがあったけど、ある日、無意識で入れたことがあった(幸い、スピードが出ていなかったので、ガクッとなっただけですんだけど、高速を走っているときやったらどうなっていたんやろ)。
いやな、国会議員が、隣の議員の採決のボタンを押して辞職したことがあったやろ。
「魔がさした」とゆうていたけど、自分の本心ではないとゆいたいのやろ。
本来「魔」は、仏教で、外から来て修行の邪魔するもんのようやけど、「魔がさす」は、もう一人の自分とゆうことや。
どうも心に浮ぶもんには2枚の荷札がついているようやな。
「これをしたらあかん。したらえらい目に合う」と「これをせい。せんかったらえらい目に合う」のどちらかや。
そればっかり考えていると、つい反対のことをしてしまうのやな。そして、「やってもうた」となる。
わかってて「ボタン押し」や痴漢、万引きをするやつもいるやろけど(まさか、やったろと思うて目薬と水虫の薬をまちがうやつはおらんやろけど)、そんなことで一生を棒に振るのは詰まらん。
せいぜい、もう一人の自分と仲よくな。

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