お里

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「お里」
人間、何かあると逃げだしたくなるもんや。ほんまに逃げると、「あいつは卑怯や」とゆわれるし、金もいる。
商売をしているときは、住民票はそのままにしておいて逃げるやつがいた(弁護士に頼むと、調べてくれるが、金をもってへんとどうしようもない)。そして、最後には自分が都落ちしたゆうことや。
その点、演歌に出てくるやつはあっさりしたもんや。
「は~るばるきたぜ 函館え~」ホステスを追いかけてきたようやな。
「さよならあなた わたしは帰ります・・・津軽海峡冬景~色」喧嘩して、引くに引かれんようになったか。
「あなた死んでもいいですか・・・あなた恋しい北の宿」未練があるんやな。しかも、北には親戚もなさそうや(「北」ゆうても北朝鮮やないで)。
どんな理由があるにしろ、寒いところでは気も晴れんやろ。それにひきかえ、島田紳助は、南の沖縄に逃げた(市橋容疑者もやけど)。
もっとも、紳助は、沖縄にマンションや店があったからやろけど、こんなことになる前から、南のほうが気に入っていたんやな。
日本人は、北や南のほうからやってきて、交じりあったそうやけど、いざとゆうときは、「北からのは北へ、南からのは南へ」と自然と足が向くとゆう説はどうえ?
せやから、紳助の祖先はジャワのほうから来たんやろけど、「わしらブサイクなんは、次の生まれかわりに期待するしかしゃあないで」と笑いを取っているときはよかったけど、さんまに「天下を取ったと認めてもらった」ときから、態度が変わったようやな。
それにしても、テレビ局は編成局長が一番エライのに(ぼくは、編成局長に、入社の口を利いてもらったがあかんかった)、テレビ局全体が、タレントの紳助の顔色をうかがったそうや(これも、視聴率=売上げがすべてになったからや)。
「ますだおかだ」の増田は、紳助ににらまれて、テレビに出られなくなったそうや。
漫才も歌もうまいのに、なんでロケ芸人みたいなことやっているのかわかったわ(「街かどトレジャー」はおもろいけど)。
やがて、紳助の顔はずるそうな鳥に似てきた。
「お里が知れる」ゆう言葉があるやろ。誰かが上品に振舞っていても、えっとゆうようなことをゆうたりしたりすると、「やっぱりな」とゆう意味や。
ところが、鳥類の祖先は恐竜やとゆうことが科学的に証明された(シロート目でもあの顔は恐竜やろと思うていた)。
紳助も、元々ジャワ原人か鳥か恐竜が「お里」なんやろ。
小沢一郎の裁判もごちゃごちゃしているけど、「お里」を考えたらわかる。秘書がゆうたかどうかは知らんけど、田中角栄や金丸信と同じことをしてきているわけや。
角栄は、小学校を出ただけで土建屋から総理大臣までなった「今太閤」とゆわれていたけど、若いころから賄賂で仕事を取ってきたから、逆の立場になってからは、もらうほうにまわっただけや(総理大臣になったときは、どのテレビも新聞もすごかった。角栄の「お里」を知っているジャーナリストも多かったはずなのに、マスコミは社会に迎合するから気をつけんとあかん)。
金丸も、北朝鮮利権で私腹を肥やさなかったら、拉致問題もこんなことにならんかったはずや。その2人が、小沢の「お里」や。
しかし、紳助や小沢のように、人の「お里」はどんどん変わる(2人とも、最初からヤクザやなかったはずや)。
そして、「お里」は必ず出るもんや。そう思うて生きていかんとあかん。
ところで、ギリシャみたいに借金で首が回らなくなったら、どっちへ逃げる?

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