今年六十のお爺さん(1)

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「今年六十のお爺さん」(1)
「おまはんら、自民党に入れてか、それとも民社党(民主)か」
選挙が始まると、90になる叔母が必ず聞いてくる(共産党にがんばってほしいけど、そんなことゆうと、後まで尾ぉを引くから、「まだ決めてへん」と答えている)。
このおばはん、妙に政治が好きで、興奮してくると話があっちゃこっちゃへ飛ぶ。
自宅がある西宮市が気に食わん。議員が40何人とは多すぎる。みんな2千万以上の収入がある。半分にせんかい!
何!市長の運転手の月給50万、お茶汲みの予算が年間1000万やて(お茶汲み一人に年収1000万もあると思うているようや)。
むちゃくちゃや。西宮市がそんなことになったのは共産党と公明党のせいとくる(共産党が好きやゆわんでよかったやろ)。
そのうち、何千万と寄付したのに助けてくれなかった宗教の話や。
創価学会の集会では「つるしあげ」ばっかりやっている。「商売が忙しくて遅刻しました」ゆうて土下座して謝っている人を囲んでボロクソにゆう。
誠成公倫会も、お金を払うて便所掃除していたとき、誰かに便所を貸したのが気に食わんゆうてこっちがつるしあげにされたわ。
集会では、ロングドレスを着たセンセが、「このボタンはみんなダイヤモンドです。みなさんも、私のように生きたら、こんなドレスを着ることができます」てな話ばっかりやった。
あほくさ、誰の金で買うたんやと思うたけどな。
せやけど、誠成公倫論会はまだましなほうやで。不幸はみんな自分の責任やゆうているけど、他は「世間が悪い」ばっかりや。そして、センセがいるから、この世は平和なんやと。
それにしてもあれやあ。「独断と偏見」とゆう言葉を聞くと虫唾が走るけど、人の人生は、「独断と偏見」でできあがっているもんなんやな(叔母は、親戚中から、思いこみが激しい性格で、宗教に呆けてと笑われている)。
ほんまはもっとえげつないことゆうているけど、「発言のママ」でもそんなことをゆうと、北野誠みたいになるからやめとくわ。
ところで、世間には、叔母以上に、政治、特に選挙になると血が騒ぐもんがいる。
土建屋でもないのに、選挙が「勝ち負け」の博打に思えるんやな。
今注目を集めている徳之島や島根県は昔から有名や。
選挙になると、地区ごとに不寝番が余所もんを入れんようにしたり、裏切りを出さんようにしたりと江戸時代のようになるんやてな(どこも闘牛で有名なとこやけど偶然か)。
そして、当の政治家やけど大体人相が悪い。おもくそ我欲を出すようになるからか知らんが、その典型が舛添要一や。
結婚していた片山さつきが週刊誌に答えていたけど、舛添は、「弱いもんを徹底的に叩く、なんでも利用する、約束を守らない」のんやて(元夫婦やからようわからんけどな)。
確かに、「総理にしたいナンバーワン」が載っている新聞をもってあちこち回っていたそうや。
助成金欲しさに既存の政党に入ったり(郵便局のことで意見が合わんもんがいるのに)、新党が比例代表で統一名簿を作ろうとか、元嫁はんがゆうようなことをしているけどな。
それに、4回も5回も結婚して、認知した隠し子が3人とか(子供の名前はちゃんと覚えているのやろか)。
せやけど、ぼくが一生頭上がらへんのは、舛添が旺文社模試で一番やったからや。
ぼくより一つ上やけど、天才としか思われへん(つまり、昭和23年生まれは24生まれより人が多いのでな)。
舛添の同級の鳩山邦夫も、2番とか3番なんやて(週刊誌には、ほんまに東大出ているのかと書かれていたけど)。
元嫁はんの片山さつきも、10若いけど一番以外取ったことないんやて。
ぼくは10万桁やったけど、次回も、アホとカシコの人生を。

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