片言ゆい

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「片言ゆい」
この前、「Nスペ」で、「読字障害」のことをやっていたやろ。頭脳には何の障害もないのに、生まれつき読み書きが苦手らしい。せやけど、その分視覚的な能力が発達していて、それを生かす仕事をしたら、すごい存在になるとゆうことや(映画「ジェラシックパーク」のモデルなった考古学者は、3,4才ぐらいの読み書きしかでけんのに、地層の中の化石も見えるんやて)。
人類が字を発明したのは、まだ5000年ぐらいやから、その部分が欠損する人もいるとゆうことや。
そこまでゆかんでも、読み書きがちょっとアヤシイもんがいる。しゃべるのが仕事となると、本人も辛い(かな?こっちで見ているかぎり、そう気にしているように思えん)。
フジテレビの中野美奈子とゆうアナウンサーがいるやろ。ミス慶応のベッピンさんやけど、「足元はおしゃれから」とゆうし、数字がうまくゆわれへん(軽部とゆうラクダみたいに下あごを左右に動かして、「そうなんですぐわぁ~」としゃべる、蝶ネクタイのアナウンサーから「中野アナは、1億円以上はしゃべれないな」とからかわれている)。
本人は、「スマップ」の誰かと温泉に行っていたとかゆわれることがあるけど、報道キャスターが夢なんやて(日本テレビの笛吹雅子や、アナウンサー出身ではないけど安藤優子にあこがれているんやろか)。
「片言ゆい」で有名なのはタレントの三宅裕司の嫁はんらしい(「食べ食べしゃぶ放題」、「ホテルのベッドインの時間」、「病院のCIA」、「源泉たれ流し」、「困ったときはおあいにく様」など、その言行録はネットで紹介されているぐらいや)。
以前、藤(富司)純子が、「三時のあなた」で、日航機が墜落したとき、「ご家族は、悲しみのズンドコでしょう」とゆうたとか、「紅白歌合戦」で、生方(うぶかた)とゆうベテランアナウンサーが、引退する都はるみを、「美空」とゆいかけたことがある(生方は、「大統領はジミーカーター、アナウンサーはウブーカーター」とゆうヒョウキンな人やったのに、言葉一つでクビになった)。
麻生首相が、踏襲を「ふしゅう」、有無を「ゆうむ」、「物見遊山」を「ものみゆうざん」と読んでも、アメリカ人に得意の英語でしゃべって、「なにゆうているかさっぱりわからんかった」とゆわれても、そんなこと気にせんで(それがどうした?ゆう顔をしているので安心やけど)、国民の生活を立てなおしてほしいもんや。
せやけど、先週やったか、幼稚園の集まりで、教員だけでなく親も大勢いるのに、「最近の親にも困ったものです」と滔々と親の批判をしていたけど、「片言ゆい」以前のことがありそうやな。
ぼくらは、長嶋の悪口をようゆうてきた(電話で、アドバイスを求められると、「ちょっとバットを振ってみろ」とゆうて、「そう、ガンと当てて、ズンともっていく」とゆうやつ)。鶴瓶も、上岡龍太郎に、「そこの道をビッと曲がって、グワッと行く」ゆうのをからかわれていたけど、あのゆい方が評価されてきているんやて。
ガンとかズンとかには、「衝撃を一気に加えて」とか「力を抜かずに」とか説明せんでも、相手にすっとわかるからやそうな。
ビールみたいに、「第二の言葉」、「第三の言葉」があるんやろか。
ところで、ぼくも人知れず悩みを持っている。
「親近感」を「近親感」とゆいそうになる(おまえの頭には、「近親相姦」があるのやろと思われへんやろか)。「時期尚早」は「時期早尚」やったかわからんようになる。
「こんもりした森」は、何回か「もっこりした森」とゆうたことがある。
小学高学年まで、右と左の区別がつかないビョーキやったからか。それなら、すごい能力が隠れているかもしれんな(「片言ゆい」は、「頭がぬくい」とゆうイメージがあるので、人には、あんまりゆいたくないけどな)。
もっとも最近は、自分が書いた字が、1時間後には読めなくなっているのが辛い(これは別の問題てか)。

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