ゲーム(2)

   

今日も、ムーズがやってきた~君と漫才を~

「ゲーム」(2)
フーコンファミリーは、パパはジェームス、パパはバーバラ、子供はマーキーとゆう、日本にいるアメリカ人一家や。
「ぼくは、もう家を出たくなったよ」とパパ。
「そんなこと言わないで。それじゃ、私が出るわ」とママ。
「ぼくが出るから、パパもママも、仲よくしてよ」とマーキー。
「それじゃ、じゃんけんで決めようか」とパパ。
「わたしも、マーキーも、用事があるから、やっぱりパパが出たら」とママ。
「アハハ」「アハハ」「アハハ」と、なんともシュールな一家や。
これが、ほんまの家族ゲームや。もっとわかりやすくゆうたら、毎日、家族で、「駄しゃれ大会」してるようなもんや。「自慢の鼻をバーバラにするで」、「マーキーへんで」。こんな家族やったら、外で飲まんとすぐ帰るわ。
せやけど、なんで、製作者は、笑っているマネキンを使うたんやろか。
笑顔は、心を隠す役目もあるそうや。困ったことになると、笑顔を浮かべる人がいるやろ。本人は、心を隠すために、無意識にそうしているんやて。
3人は、笑って、相手に、心を読まさんようにしているんやろか。
ところで、ゲームの要素は、「駆け引き」、「だましあい」、「足の引っ張りあい」と、まっとうな人間は、生活の中で、したらあかんと教わったことや。
スポーツは、正々堂々を旨としているけど、勝ち負けにこだわるようになると、そんなんが出てくる。
外交の裏は、戦国時代やら世界大戦とゆう古いことを考えんでも、今も、そんなんばっかりやろ。中国が、日本の大使館員に、女を近づかせて、機密を取ろうとしたんは、つい最近や。
経済、特に、株の売買や企業の乗っ取りは、100%それやな。
「『ゲームはゲーム、人生は人生』やで」とゆうのが、建前や。ギャンブラーは、「ゲームは人生」ゆう哲学を持っている。
それなら、「人生はゲーム」ゆうのはどうやろ。一か八かの生き方のように思えるけど、自分の人生を振り返る見方や。「人生ゲーム」やな。
前のムーズで、生きることは選択やとゆうたけど、結婚でも、仕事でも、自分が選択したものを、どのような方法で、手に入れたかゆうことや。
そして、これからの人生に、ゲームを入れたらどうやろ。Aを選んだら、どうなるか。Bやったら、どうなるか。そして、ゲームの要素を少々。隠し味として、「適宜」(てきぎ)。
自分の人生を、シュールにも、リアルにも、喜劇にも、悲劇にも、自由にできたら退屈せえへん。

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