「 長編」 一覧

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シーラじいさん見聞録

2016/09/09  

その後も出ていく者は後を絶たなかった。 見回り人も少なくなったので、第二門は数人だけにして、全員交代で第一門を警戒することになった。 訓練生は、リゲルが言ってい ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/08  

ボスは続けた。 「おまえたちが助けあって、『海の中の海』の使命を果たそうとしていることがわかった。 その決意は一人一人の心に宿っている。それなら、ここだけでなく ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/07  

「海の中の海」は恐怖に包まれていた。話し声は全く聞こえず、波が少し立っただけで、びくっとする者がいた。 遠い昔にどこかにある空気穴から迷いこんだまま住みついてい ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/06  

内側にある第二門に着くと、サメの門番たちが、いつでも戦えるように身構えた。 しかし、第一門のウミヘビの門番や改革委員会のメンバーたちであることがわかり、警戒を解 ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/05  

その夜、オリオンの自宅に、黒い影が飛びこんできたかと思うと、「オリオン、今日大変なことがあったんだって」と叫んだ。 「リゲルか。絶対が来ると思っていたよ」オリオ ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/04  

あちこちからそちらに急いでいるのが見えた。「何かったのか」とオリオンとペリセウスも向った。 大勢集っているので前が見えない。なんとか間をくぐりぬけて前に出ると、 ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/03  

そして、「子供がおびえてしまっているんだ」と後ろを振りかえった。 確かに母親らしい者のそばを離れず、おびえた目でオリオンを見ている子供たちがいた。しかも、全員が ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/02  

オリオンは訓練所に戻った。 いつもだと、訓練生は、三々五々集って自分の意見を声高にしゃべっているものだが、今はちがった。 誰も、一言もしゃべらず、一人でぐるぐる ...

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シーラじいさん見聞録

2016/09/01  

リゲルは近づいて、「シーラじいさん、オリオンが言ったようになりましたね」と言った。声をひそめているけれど、オリオンは、リゲルが今までないほど興奮しているのがわか ...

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シーラじいさん見聞録

2016/08/31  

数日して、「海の中の海」に帰ると、第一門にいるサメの門番たちが、「全員広場に急げ。訓練生も訓練所に戻らずに直接広場に行け」と大きな声で叫んでいた。 オリオンも、 ...