「 長編」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/04/06
アントニスはダニエルの気持ちに応えたかった。 「ダニエル、これはどうだ。研究所に出入りする清掃車がいるはずだ。そこから糸口を見つけようじゃないか」 「なるほど。 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/05
シーラじいさんやリゲルたちに同行している2羽のカモメは、リゲルから近々作戦がはじまると聞かされていた。そして、「あなたたちがいないとオリオンを助けることができま ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/04
みんな心配そうに聞いていた。泣き声が聞こえてきた。ベラだ。体を震わせて泣いていた。リゲルが、みんなの気持ちを代弁するかのように、「助かってくれよ」と叫んだ。「で ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/03
その場にいたスタッフは、オリオンの意識が戻らないだけでなく、出血がひどかったので、もはや助からないかもしれないと思った。 とにかく海洋研究所に戻されることになっ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/02
5メートル四方の檻が動きだした。ここまで運んできた船は戻っていった。 それじゃ、この檻は、別の船が引っぱっていくのか。 オリオンは、檻が進むほうを見た。確かに暗 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/04/01
ニンゲンは、自分の背中に何か埋めこんだようだ。そして、何かを発信する実験を何回も繰りかえした。多分、ぼくの「声」だろう。 オリオンは、ここに連れてこられたときに ...
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シーラじいさん見聞録
2017/03/31
「そんな話はもうしたくないという顔をしていたので、ぼくは彼を励ました。ここで話を聞かなければ、もう二度と聞くことがができないと思ったからだ。 アルバモフは深く息 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/03/30
アントニスはとイリアスは海に近いホテルを探し、ホリディインというホテルに連絡した。 空室はあったが。海とは反対側の部屋しかないということだった。そこで、3ヶ月泊 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/03/29
シーラじいさんは、どうもあてにならんやつだと思いながら、そのカモメを見送った。 仲間のカモメを探しに行こうとも考えたが、リゲルたちは来るとしたら、この近辺にちが ...
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シーラじいさん見聞録
2017/03/28
その話を聞いて、「こんな場所に味方がいるのは心強い」とリゲルが言った。 「同じ仲間だからか」ペルセウスが聞いた。 「パパは、同じ仲間だと思っても安易に近づいては ...