「 シーラじいさん見聞録 」 一覧
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シーラじいさん見聞録
2017/02/28
「ありがとう。ジムも喜ぶわ。早速イギリスに帰って知らせることにします」ミセス・ジャイロは笑顔で答えた。 その時、窓の外にカモメがいるのをイリアスが見つけ、「あっ ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/27
「何かあったの!」イリアスは、いつでも出かけられるために用意しているカバンを肩にかけながら聞いた。 アントニスも、戸締りをしながら、「前に言ったが、オリオンが海 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/26
しばらくすると、ベラが上がってきた。そして、「シーラじいさんは、あなたたちにたいへん感謝しています。今度お礼を言うそうです。とりあえず、これをアントニスに渡して ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/25
アントニスは、その手紙をシーラじいさんに読んでもらうために、いつものように水に濡れないようにしてから、カモメに渡した。 翌朝、シーラじいさんから返事が来た。「協 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/24
「催涙弾を撃たれたのだな」 「催涙弾?」 「生け捕りするための武器だ」 「なるほど、それでか。てっきり、生きていたのは運がよかったと思っていたが、わざと殺されな ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/23
しかし、カモメはベラにもたれかかったままで動こうとしない。 ベラはカモメが死ぬかもしれないと不安になって、カモメの体を揺すりながら、「おじさん、おじさん!」と声 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/22
アントニスは、それを、ジムが指定したロンドン市内の郵便局の私書箱に送った。 それから、アレクシオスにも、その要約と共に、新たにシーラじいさんから聞いたことや自分 ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/21
「長い間かかったな。しかし、オリオンは、それで生まれかわった。いや、成長した。 ジムのときがそうであったように、元々困っているものを何とかしたいというやさしさを ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/19
アントニスは何回も読みかえした。 これが本当なら、オリオンは、今までもニンゲンを助けるためにどんな苦労も厭わなかったようだ。 ぼくが知っているだけでも、イリアス ...
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シーラじいさん見聞録
2017/02/18
「ミラを探しに行こう」ペルセウスが言った。 「しかし、オリオンがいつ来るかもしれないぞ」リゲルは答えた。 「それはわかっているが、ミラが帰ってくるのが遅ければ遅 ...