今年の夢

   { }

復活ノート

「今年の夢」
韓国と北朝鮮が会談をしました。もちろん、それぞれの思惑があってのことですが、とにかく他国に迷惑をかけないように話をつけてもらいたいものです(日本やアメリカの評価も様々です)。
去年の暮れから、北朝鮮の若親分の首を狙った「斬首作戦」なるものがはじまったとか、アメリカが先制攻撃をすれば北朝鮮は1日で壊滅するとか、まるでテレビで流れているスマホゲームのCMのようなことが言われていましたが、国内世論や国際世論ではそれを後押しするような雰囲気が流れていました。
それに危機を覚えたのかもしれませんが、北朝鮮が少し戦術を変えたようです。
しかし、しばらくするとまた子供のけんかがはじまるかもしれません。何かのきっかけで核兵器を使うようにことになれば、自国はもちろん、近隣、そして、世界中に影響を与えることになることを北朝鮮やアメリカはわかっているのでしょうか(先制攻撃をすればうまくゆくというような幻想があるかもしれません)。
世界のあちこちでこんなことが起きていますし、新たな争いも起きるでしょう。
これが、「人間は万物の霊長」である証しなのでしょうか。「争いをやめろ」と言われても、「自国民を守るためには仕方がない」という答えが返ってくるでしょう。
まるで子供のようなことを言ってと言われそうですが、無数の組織の上にある国家という組織は常に喧嘩腰だと言いたいだけです。相手に譲歩することは負け犬なのです。
国の下には無数の組織があります。学校や役所、警察などの組織は他の組織と争う性質のものではありませんが(成績などを争わすこともありますが)、企業は国と同じように国内外の他と争うことを存在価値にしています(自分が扱う商品やサービスを通してですが)。
最近の自動車メーカーや鉄鋼メーカーの例のように競争の度が過ぎると、信用を落とし、企業そのものの存続に響くようになります。
私たちも社員に対して、他社に負けないように売り上げを伸ばそうと言いつづけてきましたが、それは効果があったのでしょうか。
私たちの頭から、「売り上げ」が離れずに失敗したと言えるかもしれません(売り上げのために危ない橋を渡ったのです)。
朝から晩まで、自分にも社員にも、売り上げ、売り上げなどと言いつづけないように事業を続けられたらどんなに幸福なことかと思います。
多少のインセンティブは必要かと思いますが、手練手管を使って社員を牛耳ることなく会社という組織をまとめることが好きです。そうすれば、自然と誰にでも誇れる商品・サービスができあがるのではないでしょうか。
新年の夢をお話ししました。今年もがんばりましょう。