
数値ビジネス
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復活ノート
「数値ビジネス」
ビジネスは、どこかが成功したら、必ず真似をするところが出てきます。
それは、先行する企業にとってもいいことです。もし、そのビジネスをするための著作権や特許を持っているのなら、こんなすばらしいことはありません。
そのビジネスの社会的信用度は高まるし、またビジネスが広がれば広がるほど、経営は磐石のものになっていきます(消費者だけでなく、競合他社も顧客になってくれるのですから)。
マイクロソフトや、それに追随する企業は、まさにその例です。
また、どこかの企業が先行していなくても、何かのきっかけで、新しいビジネスが起こったり、既存のビジネスに新しい商品を提供することもあります。
「環境」や「メタボ」がその例です。それをキーワードにして、新しいビジネスや、化粧なおしをした商品が出てきています。
しかし、「環境」は、「道路」といっしょで、胡散臭い部分があります。「政治が絡む」と言う言葉がありますが、こんな大きなことに、「政治が絡む」のは当たり前です(日本の場合は、「政治家(政治屋)が絡む」のです。しかし、政治は、人間が行うものですから、政治家あるいは役人の質を見極めなければなりません)。
特に「環境」の場合は、温暖化の原因が、二酸化炭素だけかどうかかわからない部分もあるようですが、何でも「環境」にしてしまって、「おいしい蜜」にたかるのです。
「メタボ」も、その数値は、専門家の間でもわかれています。しかも、内臓脂肪と贅肉とは関係ないのに、消費者を脅かす(?)ビジネスのキーワードになっています。
ここに、現代の迷信が生まれる素地があるのです。現代人は、数値に振りまわされます。
先日、「笑いの数値」を計るものが開発されたと報道されていました。うっかり「愛想笑い」もできなくなりそうです。
それでは、私たちも、何かを数値で確認するものを考えましょう。
「果物の糖度」を計る機械は以前からありますが、最近は「野菜の農薬残度」を計る試験紙に人気が出てきたようです。
それなら、現在人が弱いところをついてみましょう。恋人でも、友人でも、人間関係を数値であらわすものを考えませんか。
疑心暗鬼で苦しみ人には朗報です。