ロボット総合製作所

   { }

復活ノート

「ロボット総合製作所」
先日、前の車が急に速度が遅くなりました。何か緊急事態かと心配になりました。
20万キロ近く走っている2台の中古車を使っていますが、あちこち故障をします。
去年は走っているときに急にガタガタという音がして止まってしまいました。
後ろの車に気兼ねをしつつも立ち往生をしていると、どこからかお兄さんが来て「動かしましょうか」と声をかけてくれました。
「Pにしても動かないんですよ」と言うと、彼は運転席に乗りこんでNにしました。すると、なんなく道端に動かすことができました。
そういうことだったのか、知らなかったと思いながら、丁重にお礼を言って、JAFを呼んで、知り合いの修理工場に運びました。原因は以前から警告されていたタイミングベルトが切れていました(中古車を買うときは、タイミングベルトをいつ変えたかを聞くのが鉄則だそうです)。
年末年始、その2台が次々故障です。幸いエンジンなどの動力系ではなく、一台は運転席の窓ガラスの開閉ができなくなり、もう一台は運転席のドアの開閉ができなくなりました(これらは寒いときに起きがちとのことです)。
とにかく、その車が動かないのなら、教えてもらったことを教えて、世間様にお返ししようと、その横に行き運転席を見ました。すると、20代の男がケータイをしているのでした。
今日(きょうび)の若者らしくありません。ケータイが出はじめた時代なら、そういうこともありましたが、今や速度を落とすことなく、会話どころかメールをしながら運転している若者を見かけます。
最近は追突しない装置や、アクセルやブレーキを踏まずに前車に追随する装置などができています。
将来は公道では人間の運転禁止令が出るかもしれません。すべてボンネットの中にいるロボットがやってくれるのです(いや、車そのものがロボットになるのです)。
ロボットが、手術など医療の現場で使われていることもニュースで流れていました。
これからはペットのように一般家庭にも入ってくるようになります。
まず、寒さ、暑さを感知して、どのように対策を講ずるべきか教えるロボットが必要です。
自動設定にすれば、そのとしよりの体の状態をチェックして、エアコンの温度や湿度を調節することもできます。
最近の気候はとしよりの肉体的限界を超えていますし、寝ている間はどうしようもありません。
人類が書いた書物をすべて入れることができるフロッピーも夢ではないとか。
そうなれば、一人の人間の話し相手をするロボットもそうむずかしいものでないでしょう。
ロボットがいなければ生活できない時代が来ます。夢のあるビジネスは「ロボット総合製作所」しかないでしょう。
あなたが、全く素人でもかまいません。いやそれのほうが好条件です。なまじっか知っていれば夢を邪魔するかもしれません。
そういうことに興味がある若い人を集めるのです。
「夢の扉」というテレビ番組があります。今までなかったものを作っている人を取りあげる内容ですが、こういうものを作りあげたいという確固たる夢をもって自ら研究していますが、全国の研究者に教えを請うこともしています。
最初は稚拙なものでも、こういう会社があるとマスコミに流れると、夢に共鳴する人が集まってきます。