レッドリスト(絶滅危惧種)ビジネス
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復活ノート
「レッドリスト(絶滅危惧種)ビジネス」
ノーベル賞の各賞が発表されるノーベルウイークというのはもう終わったのでしょうか。
今年は日本人の受賞がなかったのでマスコミは静かなものです。
文学賞を受賞された人は日本生まれの日本人のようですが、イギリスで教育を受け、しかも、作品には日本人が出てこないからこれも同じようなものです(毎年候補に挙がっている日本人作家の作品には社会性がまったくないと評価されているようで今後も受賞はないようです)。
それに関連してか、日本の研究者の質が落ちてきていると危惧されていますが、
国防のための研究には予算がつくのに、他の研究には予算が削られていることを考えれば、国に責任があると言えるでしょう。
それは専門家に任せるとしても、社会全体の専門性が落ちてきているのは素人にもわかるようになってきました。
まず政治家の劣化です。「魔の2回生」と言われるように、政治家の質が恐ろしく落ちています。数年前に、「毎日料亭通いです」と有頂天の新人政治家がいましたが、今はほとんどの新人が「議員に就職した」気分のようです。こんなのばかりなら、「数で勝負」は楽な作戦でしょうね。
そして、公務員の劣化もなかなかのものです(教員の場合、昔は「先生は夏休みや冬休みがあっていいなあ」と思われていましたが、今は過酷な環境で日曜日も休めないことが多いようですから、教育に対する熱意もなくなってしまうというものです)。
さて、職人も日本には大勢いたのですが、後を継ぐ人が少なくなって、伝えられてきた伝統が消えつつあります。
若い人が少なくなったというだけでなく、現代は効率が重視されるので手仕事が忘れさられることもあるでしょう。
しかし、工芸品だけでなく、湯飲みや盆など日頃使うものでも、いわゆるオートメーションで作られたものは味気ないです。
そこで、「レッドリスト」を発行するビジネスはどうでしょうか。
職人に手を挙げてもらって、このままでは後継ぎがいなくなり、消えてしまう技術を紹介するのです。
FacebookなどのSNSをやめる人も増えているらしいです。人間関係に疲れてのんびり暮らしたいのです。
しかし、収入は必要ですから技術を身につけるきっかけを与えることになります。
舞妓さんも今や全国から集まってくる時代です。日本の社会に一石を投じましょう。