家長として
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復活ノート
「家長として」
あいかわらずアメリカの株価暴落を震源とする不景気の波は、世界各地に押しよせているようです。
中国では、企業の経営者が夜逃げをして失業があふれ、アイスランドでは、国そのものが機能しなくなる恐れが出てきたといわれています。
震源地のアメリカでは、低所得者の生活破綻が続いているようです。
収入がなくなる、住宅ローンが払えないという図式です。すなわちテントシティの住民ということです。
日本では、まだ失業者が、大量に社会に出るということはなさそうですが、自動車が売れない、海外旅行に行かないとなれば、その業界が、次に何をするかは、誰でもわかります。
私のまわりでも、「マンションなんか買うものではなかった」という声が聞こえてきます。
バブルのときは、新築より中古の方が高く売れて、みんな、今のアメリカ人のような思惑を持っていましたが、今は、中古どころか新築も売れないというのです。
会社のリストラに会って、生活が成りたたなくなったら、どうしますか。
ゆくゆくは、何か事業でもと思っていても、そういう事態は、急に起こるものですから、準備など出来ていないでしょう。
とりあえずは家族一丸となって、急場を凌ぐしかありません。
しかし、ずっとこのまま我慢しますか。体力も、企業で培った営業力もあるというのに。
ただ、冒険をする気持ちと資金が乏しいだけです。
私が、そういう立場になったら、駅前の商店街で、シャッターが下りている店舗を探します。5坪もいらないでしょう。そして、その所有者に、半年ぐらい貸してもらう契約をします(家賃は、びっくりするぐらい安いはずです。高ければ、他を探すだけです)。
そして、チラシを入れます。「あなたに代わって、野菜を売ります」
これは、大規模に野菜を作っている人でも、家庭菜園で作っている人でもかまわないでしょう。また、買取りでも、委託販売でもOKです(趣味で作っている人には、処理に困るから、ただでもってくれという人もいるはずです)。
「食の安全」、「地産地消」、「安価」などのキーワードをすべて含んでいます。
料金ですか。近くの有力スーパーなどの2,3割安く設定すればいいのです。
家族も協力するようになって、客が集まれば、おもしろいことができます。
それは、あなたにお任せします。