イベントビジネス
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復活ノート
「イベントビジネス」
テレビやラジオは相当不況のようで、特にラジオは壊滅的な状況のようです。
それを切りぬけるために、在阪のラジオは、まず帯番組をやっていたタレントの人件費を削りました。
その結果、タレントはほとんどいなくなり、自前のアナウンサーがその後釜にすわっています。
大阪でいえば、河内家菊水丸は、MBSラジオの番組の終了を言いわたされたとき、「MBSのマイクを握って丸10年。あと何日」と冷静でしたが、視聴者からの「また戻ってきてください」という手紙には、「死んでもMBSには戻ってきません」と声を荒げていました(同じMBSでも、浜村淳は不滅のようです)。
そして、今は東京のタレント、ニュースキャスターが、ゲストではなく、レギュラーとして大阪の番組に出るようになりました。
多分、東京であぶれたタレント、ニュースキャスターが、言い値のギャラで出るようになったのでしょう。
東京でも、タレントによる「うだばなし」や「クイズ番組」が花盛りです。
番組制作の経費削減のために、どこもおなじようなものばかり作っていますが、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」で、「ケンミンSHOW」は、地方の復興を後押しするという点で人気があるようです。
ただし、ネットでは、「やらせ疑惑」の意見がいっぱいありますが、県庁所在地の商店街がシャッター街と化してしまった状態なので、NHKの大河ドラマや寅さんに代わるものとして、みんな協力しているのかもしれません。
また、今まで、地元を声高に言っていたのは、大阪のお笑いタレントだけだったのに、今や、「U字工事」などが北関東の星になり、一人栃木だけでなく、茨城、群馬の存在を知らしめています。
それ以前より、旭山動物園、ゲゲゲの鬼太郎などがありましたが、最近では、B級グルメ、ゆるキャラなども出てきています。
これから地方の時代になるのでしょうか。夕張市のことが起きて、役所と市民が、「どげんかせんといかん」となったからでしょう(タレントも、お里を知られたくないなどと言っておれないのでしょう)。
そこで、一市町村のお役人や市民が思いつかないような(やはり「我が方の利益のために」から離れられませんから)イベントを企画するビジネスはいかがですか。
アイデア倒れにならないように、地元の老人、若者などの本音をどう引きだすかがポイントです。
お金がかからず、あっと驚くイベントをもっていけば、地元のしがらみを払いのけ、任せてもらえるでしょう。
一つを成功させれば、あとは案外簡単のような気がします。どこも、藁をもすがる気持ちなのですから。