安全ビジネス

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復活ノート

「安全ビジネス」
普通の家庭が、突然不幸に見舞われることがあります。
それも、街中を歩いていて通り魔に会うというだけでなく、茶の間での惨劇が増えています。
新聞には、まるで日常茶飯事のように、「子が親を・・・」、「親が子を・・・」という記事が踊っています。
私は、中学生の頃、「尊属殺人」という言葉をはじめて知りました。
子供が、親を殺した事件があったのです。子供が、生み、育ててくれた親を殺すなんて、想像だにできないことであり、犬畜生でも、そんなことはしないという世論が沸きあがりました。
そして、「尊属殺人」は、他人を殺した場合と量刑に差をつけるべきかどうかという議論があったように覚えています。
その後、親が子供を殺した「バット殺人」などを経て、現在に至っているわけですが、最近では、奈良の事件のように、「親を殺したのにも、多少の事情がある」という意見さえ出てくるようになりました。
また、最近では、介護が原因の親子殺人も出てきています。すべて家族という人間関係から出てきたわけです。
家を守るガードビジネスは開発されてきていますが、家族を守るビジネスは、一考の余地があります。
確かに、第三者が親子間の確執を防ぐことはむずかしいので、ビジネスとしては無理かもしれませんが、家族関係から派生した「外部とのトラブル」は、ビジネスが成りたつと思います。
家族関係が薄れてきて、家族内独居という状態ですが、人は、絶対1人では生きていけません。結びつきがほしいのです。
だから、家族、特に子供は、パソコンやケータイを使って、人を求めるのです。そこに、落とし穴がまちかまえているのです。特に、恨みを買うと、
今でも、VIPを守るサービスはあります。政治家などの公人だけでなく、私的に依頼することもできます。何かトラブルに巻きこまれた大会社の社長の邸宅のまわりに、3,4人のガードマンが警戒しているのを見ることがあります。
そのような莫大な費用がかかるものではなく、家庭のトラブルコンサルタントとして、とりあえず、外部の敵から守るのです。
それから、家族関係、親子関係を再び見直してもらうようにすればいいのです。
不祥事などで、職場をやめた、あるいはやめさせられた警察官、自衛隊員などを募集します。もう一度、正義のために仕事をしたいと思っている人もいるはずです。